2024年12月31日

プラスチック条約 交渉の現状と展望

2024年12月30日 ある新聞記事から引用

プラスチック条約

交渉の現状と展望

東京農工大学  高田秀重教授に聞く

蛇口を閉める 「入り口」の対策こそ



韓国で開かれたプラスチック条約策定に向けた政府間交渉委員会で、世界の専門家とともに各国政府の代表に働きかけを行った、東京農工大学の高田秀重教授の話を紹介します。

埋め立てについてみてみましょう。日本では埋め立てはプラスチック廃棄物の5%程度ですが、世界的にはこれまで生産されたプラスチックの約8割が埋め立てられています。

埋め立てを行うと、プラスチックから有害な添加物がしみだして長期にわたって、河川、地下水、海を汚染し続けるという問題が発生します。

これは、私たちの研究で明らかになったことですが、東京都日ノ出町最終処分場に2000年まで埋め立てられたプラスチック廃棄物からビスフェノールAが染み出して、今も多摩川を汚染しています。

つまり、プラスチックの埋め立ては、負の遺産として長く環境を汚染し続けることになります。

最後に焼却です。日本では。集めたプラスチックの最終処分方法として、世界でも異常に多い70%を焼却処分しています。

プラスチックを燃やすには、ダイオキシンなどの発生を少なくするため、高温で燃やせる炉や、有害物質を除去するための装置を備えた焼却場が必要となります。

各自治体では、そのための焼却場を高額の費用をかけて作っているわけです。プラスチックを焼却すれば二酸化炭素が発生し、温暖化を加速することになります。

汚染は解決せず

、プラスチックの生産量を削減せず、有害な添加物を禁止しないまま、廃棄物管理をいくら強化しても、プラスチックによる汚染は解決しないことは明らかです。

中略

アフリカのルワンダの代表がプラスチックの生産量・消費量の削減と有害な化学物質の禁止などで拘束力のあるプラスチック条約とするよう発言し、多くの国々がそれをしたのは、そうしたことも大きな原因です。

これらのことからも、プラスチック汚染をなくすには、廃棄物管理という「出口」でなく、蛇口をしめる、つま りプラスチックの生産量・消費量を削減するという「入口」での対策が必要なことは明らかです。

中略

日本でもプラスチック廃棄物管理の強化が中心で、産油国と同じ立場です。会合では、プラスチックの生産量・消費量の削減と添加物の禁止を求める国々と行動を共にすることはありませんでした。

後略

NHKのクローズアップ現代(2025年2月3日)で、微小なプラスチックが人間の体内に蓄積し、病気を発症する、という研究がイタリアでなされている、と放送していた。

  ついで、ある新聞に、「微笑プラ 脳に多く蓄積」  アメリカ研究グープという記事を発見した。光学顕微鏡でも見えない微小なプラスチックが、人の脳に多く蓄積し、肝臓、や腎臓よりも、人の脳に多く蓄積していることが分かった、という内容。いますぐ、という危険でhないという指摘です。引き続いて,注目していこう。











posted by 花井英男 at 10:22| 日記

2024年12月29日

北陸新幹線延伸計画 京都仏教会「千年の愚行」と告発

北陸新幹線延伸計画 京都仏教会「千年の愚行」と告発

再考求め京都市長に申し入れ

宮城常務理事(聖護院門跡門主)


 12月27日、京都仏教会(有馬頼底理事長)は、松井幸治京都市長に対し、北陸新幹線の延伸計画(小浜―京都ルート)の再考を申し入れた。京都府への申し入れに続くもの。

 申し入れ書では、京都は豊かな水の恵みで成り立っており、計画による地下水枯渇や地下水低下などの問題を指摘。「尊い自然は決して人の支配の対象ではない」とし、計画を「千年の愚行」と述べています。

  宮城泰年常務理事(聖護院門跡門主)は、「京都の水は生業のもとだが、どこからその水が出てくるのか。貴船や雲ケ畑を見ると、(水の供給をつかさどる)(たかおかみのかみ)やくらかみのかみというふうな神が祭られている。

 源流をたどると修験道の世界では、もっと古い時代から人々が水を与えてくれる山の神の信仰をもっていた。敬い、畏れをもっていた。それに感謝をささげていたことを考えると、言葉以上の昔から大事なことだ。理解していただきたい」と述べた。

 松井市長は、地下水などへの影響などの懸念に触れ「申し入れ書」を熟読、玩味したい。千年の都の歴史を踏まえ、歴史の上に生きている人びとに(懸念への)説明責任を果たすのが務めだ」と応じた。

                              2024年12月28日 新聞記事より



 水位が下がったという報道は、岐阜県瑞浪市内でも発生している。果たして、これでいいのだろうか?

 自然を破壊してしまうことはないのか?企業中心の論理がまかりとおっているのではないか?企業献金による政治がまかり通っているのではないか?












posted by 花井英男 at 10:11| 日記

2024年12月16日

フラッシュ・テクニック・ベイシックの研修会

フラッシュ・テクニック・ベイシックの研修会

2024年12月15日(日)9時―18時

オンライン研修

主催 フラッシュ・テクニック・インスチチュート・ジャパン(FTI-J)

代表 南 和行 先生

通訳  池島 良子さん

講師:フィリップ・マンスフィールド博士―フラッシュ・テクニックの筆頭開発者 カリフォルニア州

講師:ニーナ・ザドウリアン 先生
オーストラリアの公認心理学者


 トラウマ処理をする新しい技法が、南和行先生によって、日本全国に、初めて、紹介された。彼は、挨拶の中で経緯を述べた。クライエントから、「フラッシュ・テクニックをやってください」と依頼されたとのこと。彼は、トラウマ処理のこの心理技法のことを知らなかった。ここから始まった。

 彼は、ブレインスポッティングもやっている。不登校の行動療法による支援にも関心を持って頂いた経緯がある。南先生とは、親しくさせていただいている。今回の申し込みで、パソコン技術に関して、私は未熟なので、ちゃんと申し込みができているか、確認の手続きを、南先生にした。親切に対応していただいた。

 トラウマを処理する技法は、次から次へと、新技法が、ここ数年開発されて、日本全国に研修会が開かれている。研修料金が我々の手の届く程度のものがよく、いい研修であった。トラウマ治療法の技法は多ければ多いほど、選択肢が増えるのでありがたい。

 事前に大量の資料が送られてきた。印刷するのが大変であった。プリンターがよく故障するが、今回、幸いなことに、プリンターの機嫌がよく、無事に沢山の講義資料が無事印刷できた。

 今回、南先生は、講師と一緒に、デモンストレーションの時に講師として参加した。全部で110数名の参加者があった。デモンストレーションの時は、参加者は、それぞれ、自分の抱えているトラウマを準備した。自分自身でトラウマの解消に取り組んだ。私自身もいくつか準備して参加した。全部、久しぶりに解消できた。ありがたい。

 この技法によって、確かに、自分の抱えるトラウマを気持ちよく、処理することができた。フィリップ・マンスフィールド先生の「フラッシュ」、「フラッシュ」という声を聴いて、膝のタッピングをして、瞬きを何度もして、トラウマが消えているのに気が付いた。

 自ら、体験をして、この技法のすばらしさを体験した。この技法が全国に広がっていくことを期待します。この研修は、「フラッシュ・テクニック・ベイシック」という名前です。次には、「フラッシュ・テクニック・アドバンス」がある。楽しみだ。

今回の研修で、精神科医・白川美也子先生の文献の紹介された時に、白川先生がお顔を出され、紹介された。















posted by 花井英男 at 21:03| 心理療法