佐々木常夫さんのこと
ラジオ深夜便で佐々木常夫さんの話を聞いた。夜中にハッとして目を覚ましてしまった。
私は名前を知らなかったが、身近な人に名前を話したら、知っていた。
「働く君に贈る言葉」が感動のロングセラーになっているようだ。働くこと、生きることについて著者が語ることには、知恵が詰まっているようだ。
生き方、働き方をシンプルに教えてくれる26の言葉があるという。
確かに分かりやすく話してくれる。
何よりも私はすごいと思うのは、初めて課長に昇進した84年に、妻が肝臓病を患い、その後うつ病を併発し、40数回入退院を繰り返す。
自閉症の長男を含む3人の子どももおり、全ての育児・家事・介護をこなすために、毎日定時に退社する必要に迫られる。
「最短距離」で「最大の成果」を生み出す仕事術を極めるとともに部下をまとめ上げるマネジメント力を磨き上げた、という。
会社での仕事でも赤字の事業や会社を黒字にするなど、多くの事業を成功に導いた、という実績を持つ。
私的な面で、家族の病気、子どもの障害などで不確実な事柄に接するとき、不安・あせり、怒りなどが出る。方向性が出ない時には、日常の困りごと、症状について誰しも困ってしまう。そのようなときに、どう対処するか?
本人、家族が困り切っている。それをサポートする組織があればよい。それをサポートする人が身近にあればよい。
佐々木常夫さんは、どうそれを乗り切ってきたのか。もう少し知りたい。