雨の徳川園へ
徳川園の水琴窟を見たいということで、徳川園へ出かけた。昔、冬の牡丹を見に出かけた。三角形の形のわらに覆われた牡丹を見た。徳川園に出かけた記憶はあまりない。
O先生が、行動療法学会で名古屋へ来られた時に、徳川美術館に案内した。歴史に関心を持たれているので、展示物に興味を持たれた。その時、駐車場は無料だった。今は、有料になった。
在職中だったかと思うが、徳川美術館へ同僚数人と見学に訪れた。もう記憶が定かでないが、陶磁器の展示物を見た記憶がある。
黒門口から入ってすぐのところに、水琴窟があった。竹が置いてあり。竹に耳を近づけるとかすかに水の音が聞こえた。水琴窟のそばに、東屋の休憩所があり、面白い形の東屋だ。席の数が多く、四方八方を見ることができる構造だ。
今回、改めて、いいなあと感激したのは、雨の中の庭園散歩で、景色の素晴らしさでした。名古屋では、白鳥庭園がきれいです。白鳥庭園に晴れた日に、5月ごろに訪れた。ちょうど、コンサートをやっていた。たまたまコンサートに出会った。運よくそこで家内とコンサートを聞いた。白鳥庭園は、近所の高いビルがそびえて立っているのが見える。
徳川園は、ビルがそびえて見えるということがない。森の中にいるという感じだ。
今日は、徳川園のすばらしさに気づいた。徳川園の庭園をゆっくり見たのは、これが初めてかもしれない。龍仙湖が庭園の中心的存在。 植えてある園芸植物、樹木がよく手入れがしてあった。中国の景勝地をモデルに庭園が設計しているとのことである。大規模な牡丹園があることに気づいた。
菖蒲園と、水連の花も見た。鯉の餌やり場では、人が近づくと、鯉がえさをくれと要求して、バンバンとはねた。一袋100円で餌を売っていた。
龍門の滝は結構大きくて、見る価値があった。徳川園は、園内の解説書をくれる。徳川園は、尾張藩第2代藩主が隠居所として大曾根屋敷を作ったのを起源としているとのこと。
家内は、徳川園は「私の庭」だといった。建中寺幼稚園に勤めていた時は、園児を連れて、徳川園の中で、一日遊んたという。今では、園内に入るのに、高齢者は100円、一般は300円。木陰や東屋がいくつかあり、休憩できるのがいい。
園内には、徳川園名所、名称が7つある。徳川園に所縁深い、光友、義親に二人の縁にちなんで名づける。
龍仙湖(海に見立てた池泉回遊式庭園)、
西湖提(白楽天など古くから文化人のあこがれの景勝地である、西湖の堤防)、
瑞龍亭(二代藩主光友から名づけられた茶室)、
虎の尾(深山渓谷の山水画を思わせる渓谷美を表現した、虎の尾の形をした、
林から流れ出た 水が龍仙湖へと注ぐ川の流れ)、
虎仙橋(虎の尾にかかるヒノキ造りの大橋)、
大曾根の滝(虎の尾を登りきると到達する落差6mの三段の滝、
大曾根は古くからこのあたりの地名でした。)、
四睡庵(梅や桃の木に囲まれた休み処)、
観仙楼(龍仙湖に面する二層の建物で、眺望抜群のレストラン、ホールなど)
牡丹
春には、徳川園一帯に、約1000株の牡丹が咲き誇る。見ごろは4月中、下旬。
花菖蒲
江戸時代に改良された今も親しまれている江戸系など中心に約1700株の花菖蒲を楽しむことができる。見ごろは5月下旬から6月初旬。
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