2018年12月09日

AEDP JAPAN ワークショップ 大阪

AEDPJAPAN ワークショップ

日時:2018年12月8日(土) 11:00〜17:00

主催  AEDP JAPAN

会場:TKP大阪本町カンファレンスセンター3Fホール
大阪 D I C ビル

大阪メトロ御堂筋線 本町駅 12番出口


発表者

花川ゆう子
臨床心理学博士、ニューヨーク州認定サイコセラピスト
米国AEDP研究所ファカルティ、ニューヨーク・マンハッタンにて個人開業。


杉原保史
京都大学学生総合支援センター、センター長(教授)。PH.D.
AEDPセラピスト



福島哲夫
大妻女子大学人間関係学部・同大学院人間文化研究科教授。
AEDPセラピスト





当日のプログラム

11:00〜13:40

花川ゆう子

講演&デモセッション

休憩

13:40〜14:20



討論&質疑応答


14:20〜17:00
花川ゆう子


杉原保史

福島哲夫

クライエント役(臨床心理士)


AEDPとは、HPによれば次の通りです。


「The Transforming Power of Affect (邦題「感情の変容力」)の作者であるダイアナ•フォーシャにより生み出されたAEDPは、多くの分野にルーツを持ち、またそれらと共鳴しています。その中には愛着理論、感情神経科学、身体アプローチ、そして変容に関する諸研究などがあります。」

次の言葉に刺激を受け、ワークショップに参加しました。



「AEDPの精神を表すのに次の言葉がぴったりきます。私たちは私たちの患者さんたちが ー そして自分たちも ー 傷ついたところで強くなることを助けること。

トラウマや、喪失や、人間の関わりの限界の痛々しい余波に対して心の作業をすることで、私たちは常に強く、絶対傷つくことのなかった心の場所を発見するのです。」



AEDPは、英語で、Accelerated Experiential Dynamic Psychologyの略。

日本語で、「加速化体験力動療法」と訳す。


AEDP創始者ダイアナ・フォーシャの本、

「人を育む愛着と感情の力」(福村出版)

の日本語翻訳本が出版された。

HPから、人物像を引用すると次の通り。

フォーシャ博士は、ニューヨーク市にあるニューヨーク大学およびセント・ルークス・ルーズベルト医療センターの精神医学・心理学部における教員を務める。広く講義を行うと共に、ワークショップ、遠距離講座、集中トレーニングを国内、およびヨーロッパ、アジア、北米、南米、そして中東といった海外でも行っている。また、彼女の愛するニューヨーク市においては、指導、スーパーヴィジョン、そして個人開業とともに、AEDPのスーパーヴィジョングループも時々行っている。彼女の英雄には、チャールズ・ダーウィン、D.W.ウィニコット、ウィリアム・ジェームズ、そしてパティ・スミスがいる。


詳しくは、AEDPジャパンのHPを見られたい。


ワークショップに参加しての感想


参加者は、ホールに一杯の、140名参加。隣の青年は、地元の大阪からの参加者。
周囲で聞こえる声から、関西の訛りが聞こえる。


地下鉄「本町」駅から出て、すぐの所に、DICビルがあったのに、反対の方向に、歩いて、道に迷い、30分遅れて、会場に到着した。


名古屋でも、TKPビルでの研修会場で迷った。この時は、電話をして会場の場所は、すぐに分かった。やはり、電話番号を調べておくなど準備が必要だ。


トラウマ関連のカウンセリングでは、このAEDPのカウンセリングでは、バックグラウンド、情報聴取なしで、会った瞬間から、始まる。オープンさとつながりを大切にする。


遅刻して入っていったが、話の内容に吸い込まれた。

バックグラウンドには、愛着理論、感情神経科学、身体アプローチ、変容に関する、諸研究などがある。

話の内容は、実践的ですぐに使える内容ばかりだ。
杉原哲史先生が、コンパッション・フォーカス・セラピー(CFT)に共鳴していると言っていた。

AEDPJAPANのHPからも少し引用したい。

「AEDPは、癒し志向で、病理ベースではない。

他者に見詰められ、知られ、認められる深い願望に動かされ、人間は他者とつながりたいという皆に共通する根本的な人間的ニーズを分かち持っています。
以下省略。」


話を聞いていて、実践的だ。

いいワークショップだった。


ただ一人参加者の中に、岩国市から来たTさん(EMDR療法,USPT療法の知り合い)がいて、ゆっくりと話をすることが出来た。いろいろと情報を有難うございました。



posted by 花井英男 at 12:35| 心理療法

2016年08月18日

SEのワークショップ。 Tune in to Children


Tune in to Children WS


主催:日本ソマティック・アプローチ協会

講師:ソマティック・エクスペリエンシングSomatic Experiencingのプラクティショナー・Ale Duarte先生

日時:2016年8月15日(月)−16日(火)
10:00〜17:00
会場: 東京 お茶の水 NKビル 11階
御茶ノ水トライエッジカンファレンス 

開催趣旨


【身体志向心理療法のエッセンス】
【Tune in to Children WS】は、非言語的な表現を主とする子どもを通して、無意識的に生じている人間のソマティックな特徴を捉え、人と人が神経レベルで繋がっていくプロセス、そして、どのように介入すべきかを体験的に学ぶワークショップです。

講師 アレ・デュアルテ Ale Duarte さんからのメッセージ
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…


このワークショップは、人間の行動パターンの裏に隠された「からだ」のヒントを読み解く手助けとなります。

このワークショップを受けることで、子どもから大人まで、私たち人間の非言語のコミュニケーションをよりよく理解できるようになり、ここで学んだ手法をこれまでのセラピーに取り入れて、自己調整のフレームワークの一部としていくことができます。

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Tune in to Childrenは、子どもから大人まで、人間の行動の問題に対処する革命的な手法 methodです。
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言語的な世界に依らない、非言語的な世界を生きる子どもを通して、主に学んでいきます。

まさに、“生きた学び”です。


・身体面への巧みな介入、子どもたちの非言語コミュニケーションへの同調、グループ活動の手法を使って、子どもたちの自己調整力を手助けし、自律神経系のバランスを整えます。
・自己調整力は、子どもたちの感情の知性(EQ)を高め、発達を促し、健全な社会生活を送るために必要なポジティブな行動を身につける鍵となります。

- 遊び、喜びに満ちた動きを使って、子どもたちがストレスやトラウマのストーリーを語り始めることができるようにしていきます。遊びは子どもの言語です。


- 自己調整力と社会的なレジリエンスの能力にポジティブに働きかける方法を学べます。
- 子どもたちがグループにおける自身の攻撃的な行動や衝動的な行動に対処できるよう手助けする方法を学べます。
- イライラ、攻撃性、無気力、注意欠如などの行動を理解し、それらに対処するための身体面のツールを学べます。


- 子どもたちの非言語の行動を読み取り、効果的に応答する方法を学べます。
- 従来の認知的なアプローチだけに頼ることなく、子どもたちにリーチ する方法を学べます。
- 社会的な状況における自分自身の自己調整の重要性を学べます。
- 子どもたちを手助けするため、楽しく、脅威を感じさせることがないやり方で、自分自身の自律神経系のバランスを回復させる方法が学べます。


ワークショップに参加しての感想



お茶の水駅から3分ということで、簡単に見つかるだろうとおもっていたら、道に迷ってしまって、交番に行き尋ねた。ちょうど、女性の受講者が、交番で行き方を聞いていたので、一緒に行くことになった。



ちょうど、ニコライ堂の真ん前であった。御茶ノ水駅周辺は、大学のキャンパス、病院、オフィスビルなどの高層ビル林立している。
参加者は60名位だろうか。知り合いの臨床心理士、医師に出会った。ソマティックエクスピーリエンス(SE)の講習を受けた人、ブレインスポッティングの受講者を対象としたワークショップであった。



私のグループの参加者は、SEの3回の受講をすでに終えた人たちであった。ブレインスポッティングも受講していた。SEの講習は3年かかり、受講費だけで50万円を超える。
私は、SEの受講をするつもりはない。ブレインスポッティングの第2段階の講習を希望している。


ブラジル人である講師アレさんは世界的なプラクティショナーとして、日本、中国、アジア、ヨーロッパなどでも活躍している。保護者向けのワークショップをしているビデオを見せて実践場面を紹介した。5つのフェーズが理論的な中心点である。それを分かりやすく説明した。

2日目の最後に、6〜7名のグループで、SEの5つのフェイスを含めたプレゼンテーションをする課題が与えられた。各グループが準備のために、40分〜50分くらいの時間を与えられた。各グループが5分以内のプレゼンテーションをすることになった。自発的に、皆の前でパフォーマンスが展開した。みな爆笑、爆笑の連続であった。それぞれのグループのパフォーマンスにアレ先生から有益なコメントがなされた。私たちのグループの発表は予想外の展開になった。それに対して、有益な助言が与えられた。時間不足で、2つのグループが発表ができなかった。口頭で発表した。なごやかに素晴らしいワークショップが行われた。なるほどと納得のいく内容であった。


医師は、症状などを薬で抑えようとする。一方、心理士は、心の根本的な面の解決に取り組むという違いがある。
SEの実践的なWSに参加して、こういうアプローチもあるのかという気持ちだ。
ピーター・リバイアンの翻訳をもう一度読み直したい。


難しい理論的な面、脳科学の難しい用語は出てこなかった。同時通訳をした女性の方は、ブレインスポッティングの時の同時通訳をしてくれたベテランだ。素晴らし通訳をしてくれた。
実際的な内容であった。心理療法としてのSEとどんなものかという素朴な疑問を持っていた。こういうものかという感じが持てた。

2日間の講習によって肝心な面を勉強できたことは素晴らしいと思う。
ただ、SEだけで症状・困りごとを解決しようとすると、やはり万能ではないのは明らかだ。
SEの強みを活用することになるだろう。

2日目の、バックペインを抱える12歳の少女(SEの療法の希望者)へのアプローチのデモンストレーションは実際的であった。


日本では、SEに関する団体が、いくつかあるようだ。
SEJapan。これがどうも本家のようだ。
日本ソマティックアプローチ協会は、代表・オーガナイザー の牧野有可里・横浜創英大学准教授、臨床心理士、博士(心理学)。
日本ソマティック心理学協会(会長・久保隆司)。


お昼の休憩時間は、お茶の水駅周辺をぶらついた。
湯島聖堂は、あいにく夏季休暇であった。神田明神を見て、JR駅付近の古本屋をのぞいた。聖橋は、強化工事中であった。
JR御茶ノ水駅のプラットホームから東京医科歯科大学の高層ビルディングや聖橋を見ると、駅の真ん前は、工事中であり、神田川は水面が見られないほど、深く掘って大工事をしているようだ。相当長い期間工事をしている感じだ。




posted by 花井英男 at 13:24| 心理療法

2015年06月14日

研修会「トラウマとその周辺」

公益財団法人 明治安田生命こころの財団 主催
「トラウマとその周辺」
明治安田生命名古屋ビル ホール(16階)
6月13日(土)13:30〜17:20
6月14日(日)9:30〜16:20

企画◆杉山登志郎:浜松医科大学児童青年期精神医学講座 特任教授

講師紹介

福井義一:甲南大学文学部人間科学科 教授
嶺輝子:アースシーリング・セラピー 主宰
森川綾女:TFTセンター・ジャパン代表/東邦大学医学部 客員講師
藤本昌樹:東京未来大学 子ども心理学部 准教授
藤原千枝子:プレマカウンセリングルーム主宰 臨床心理士

 
6月13日(土)
13:30〜15:30 総論 身体とイメージを活用するトラウマ・ケアの新潮流
〜自我状態療法を中心に〜  福井義一
15:50〜17:20 ホログラフィトーク 嶺輝子

6月14日(日)
9:30〜11:00 TFT(思考場療法) 森川綾女
11:15〜12:45 ブレインスポッティング 藤本昌樹
13:45〜15:15 ソマティック・エクスペリエンス 藤原千枝子
15:30〜16:20 シンポジウム (司会 福井義一)


 トラウマ・ケアの身体志向の心理療法として代表的な5つの講演をそれぞれの専門家に聞ける講演会である。地元名古屋で開かれるのは幸せである。参加者は医師、臨床心理士など120名。北は北海道から南は沖縄までの参加者だという。

初日 6月13日(土)

 
 自我状態療法
 始めに、エゴステートセラピージャパンの創立者であり代表の福井義一先生の実践者としての講演は、身近な内容である。SEの世界会議から帰ったところであると言って、リヴァインと一緒に写真を撮っているところを見せてくれた。福井先生には、昨年から今年にかけて、EMDR始め幅広く、スカイプで長い間コンサルテーションを受けた。福井先生は、EMDRばかりでなく、トラウマへの心身統合的なアプローチを追究しているすばらしさがある。

 ホログラフィートーク
 嶺輝子先生のホログラフィートークの話は深い。本当に繊細で、緻密な考え方のできる人で内容が深い。一つ一つの言葉に内容がある。いつも学会などで出会って目が合うと、私は深々とお辞儀をして挨拶する。ホログラフィートークの創始者として、日本をリードしている存在だ。天竜病院の患者の治療の中からこの心理療法を考えだし、当時医長であった白川美也子先生にその才能を見出され、ホログラフィートークの名前を付けて頂いたという。先生に見習うところが多い。

2日目 6月14日(日)

 TFT
 森川綾女先生の話は、日本でのTFT導入者であり、長年の実践者としての経験豊富な話である。TFTを身近なものとして使ってもらおうとする意図がある。小中学生と母親たちに身近に使ってもらっている経験を話した。ベテランである。TFTにマスコットを使う方法も紹介した。聞いて得をする話である。

 BSP ブレインスポッティング
 藤本昌樹先生は、日本にBSPを導入した功労者である。EMDRが出来ない、あるいは、しにくい、発達障害の人には大変便利な方法だ。クライエントからの細かな話を聞く必要がない。シンプルでよい。EMDRでやり残したものをBSPが取り扱うという発言をされたが、私もその通りだと思う。深い所まで処理する。有益な話であった。

SE ソマティックエクスペリエンス
藤原千枝子さんはピーター・リヴァインの教え子であり、翻訳者でもある。日本へSEを導入した功労者といえるだろう。カリフォルニアでじかにリヴァインから指導を受けた。そのことにはまったく触れなかった。カリフォルニアは、心理学の面ではアメリカの先端を行くところであると言っていた。早速、リヴァインの翻訳書を2冊読んでみたい。前に読んだとき、十分に理解できなかったが、今回の講演で、SEの文脈が少しわかった。
 新聞記者から心理士となった若手の臨床心理士である。PPを使わずボードを使って分かりやすい説明である。実践でどうするのか知りたかった。解離まで処理するとはすごいと思った。SEの訓練は当分受けられないのは残念だ。

 シポジュームでは福井先生からそれぞれの技法は何を意図しているかをつかむことが大切だと言われた。福井先生は、マギーフィリスからTFT,SE、催眠などを勉強し始めたと自らの経験を話された。敬意を表したい。先生は5つの技法を全部使っているばかりでなく、教えてもいる。私にとって道は遠い。

16階からの名古屋の街の眺め

 
 明治安田生命ビルは、道路を挟んで、中日ビルのま北にある。明治安田生命ビルの16階の窓から東西南北を見ると素晴らしい眺めである。
北を見ると、オアシス21をはじめ、久屋大通の緑の公園とテレビ塔、NHKビル、愛知芸術センターなどの壮大な眺めだ。これが一番すごい。
 南を見ると、中日ビルの屋上のビアガーデンなど眺めが面白い。中日ビルを見下ろすことが出来る。ビアガーデンが丸見えだ。
 西を見ると、名古屋駅方面だが、名古屋駅付近のビルは全く見えない、栄付近の高いビル群が林立しているのが見える。
 東を見るとビルの裏を見るような感じで眺めはあまりよくない。

 明治安田生命のビルの西側では、噴水の周りに、東北6県のテント村が出来て、食べ物屋が出ていた。私は、蒸し牡蠣と焼きホタテを食べた。値段は結構高い。
posted by 花井英男 at 21:01| 心理療法