2024年12月16日

フラッシュ・テクニック・ベイシックの研修会

フラッシュ・テクニック・ベイシックの研修会

2024年12月15日(日)9時―18時

オンライン研修

主催 フラッシュ・テクニック・インスチチュート・ジャパン(FTI-J)

代表 南 和行 先生

通訳  池島 良子さん

講師:フィリップ・マンスフィールド博士―フラッシュ・テクニックの筆頭開発者 カリフォルニア州

講師:ニーナ・ザドウリアン 先生
オーストラリアの公認心理学者


 トラウマ処理をする新しい技法が、南和行先生によって、日本全国に、初めて、紹介された。彼は、挨拶の中で経緯を述べた。クライエントから、「フラッシュ・テクニックをやってください」と依頼されたとのこと。彼は、トラウマ処理のこの心理技法のことを知らなかった。ここから始まった。

 彼は、ブレインスポッティングもやっている。不登校の行動療法による支援にも関心を持って頂いた経緯がある。南先生とは、親しくさせていただいている。今回の申し込みで、パソコン技術に関して、私は未熟なので、ちゃんと申し込みができているか、確認の手続きを、南先生にした。親切に対応していただいた。

 トラウマを処理する技法は、次から次へと、新技法が、ここ数年開発されて、日本全国に研修会が開かれている。研修料金が我々の手の届く程度のものがよく、いい研修であった。トラウマ治療法の技法は多ければ多いほど、選択肢が増えるのでありがたい。

 事前に大量の資料が送られてきた。印刷するのが大変であった。プリンターがよく故障するが、今回、幸いなことに、プリンターの機嫌がよく、無事に沢山の講義資料が無事印刷できた。

 今回、南先生は、講師と一緒に、デモンストレーションの時に講師として参加した。全部で110数名の参加者があった。デモンストレーションの時は、参加者は、それぞれ、自分の抱えているトラウマを準備した。自分自身でトラウマの解消に取り組んだ。私自身もいくつか準備して参加した。全部、久しぶりに解消できた。ありがたい。

 この技法によって、確かに、自分の抱えるトラウマを気持ちよく、処理することができた。フィリップ・マンスフィールド先生の「フラッシュ」、「フラッシュ」という声を聴いて、膝のタッピングをして、瞬きを何度もして、トラウマが消えているのに気が付いた。

 自ら、体験をして、この技法のすばらしさを体験した。この技法が全国に広がっていくことを期待します。この研修は、「フラッシュ・テクニック・ベイシック」という名前です。次には、「フラッシュ・テクニック・アドバンス」がある。楽しみだ。

今回の研修で、精神科医・白川美也子先生の文献の紹介された時に、白川先生がお顔を出され、紹介された。















posted by 花井英男 at 21:03| 心理療法

2023年07月20日

臨床心理士として、満20年になりました

臨床心理士 満20年になりました

私は、臨床心理士になり、満20年になりました。最初の11年間は、スクールカウンセラーとして、愛知県・名古屋市の小中学校、県立高校、私立中学高校、岐阜間の小中学校に勤務しました。不登校の子供たちが、学校に通えるように、再登校に導くことができるように、という願いを持ち、行動療法による再登校支援に取り組みました。

不登校の子供の問題を解決するという願いを持ち、奈良教育大学大学院に研修生として、1年間通いました。そこで、小野昌彦先生(現・明治学院大学教授・筑波大学博士)と出会い、行動療法による再登校支援の勉強をすることができました。スクールカウンセラーとして、不登校問題に取り組むことが楽しみでした。たくさんの再登校の成功することができました。

 行動療法学会(宮崎)のコロキウム、宿泊の症例研究会で発表しました。また、認知行動療法学会でも発表しました。金子書房から、小野昌彦先生編著の「発達障害のある子・ない子の学校適応・不適応」の第10章で、「スクールカウンセラーとの連携による断続型不登校高校生の再登校支援」を発表しました。

 スクールカウンセラーとしての勤務しているころに、現在、瑞穂CBT相談室を開業しました。また、ならい心療内科の院長先生から、クリニックでカウンセリングをするようにお誘いを受けました。現在も勤務しております。行動療法学会、のちに、認知行動療法学会と名称変更、毎年の学会、コロキウム・宿泊の症例研究会に参加し、行動療法、認知行動療法の幅拾い知識を得たことが、病院臨床において、大いに役立つことになりました。

 私は、臨床心理士として、現在、毎週水曜日、病院に勤務しています。心理療法の幅拾い研修を積み重ねたものとして、行動療法、認知行動療法、EMDR療法、USPT療法、ブレインスポッティング療法、ボディコネクト療法、ホログラフィートークなどがあります。これらの技法は、医師も研修を受けているものです。今、日本国内に広がりつつあります。当相談室にトラウマを抱えた医師が治療のため、カウンセリングに来ていただいております。薬だけでは治りません。カウンセリングが大切になります。

 これらの技法は、精神障害を抱える患者さんの不安、トラウマ、精神障害の数々の症状の軽減、解消に大いにも役立っております。ここに挙げた、心理療法の技法は、臨床心理士、公認心理師、医師が参加して、技法を習得している技法です。私設相談室。瑞穂CBT相談室のウェブサイトを見て、たくさんの方が訪ねくださいます。

 私の臨床心理士としての仕事は、病院臨床の場合も私設相談室の場合も、患者さんの症状軽減、解消のため、なくてはならないものになっております。瑞穂CBT相談室のカウンセリングは、患者さんの苦痛軽減、解消に大いに役立っております。今まで、お世話になった方々に大いに感謝申しあげます。近くは、名古屋市立大学病院の認知行動療法分野の先生方からも支持を頂いております。豊橋少年センターの医師からも依頼を受けております。また、市内の私立病院からも、岐阜県の心療内科医院からも、患者さんの紹介を頂いております。

 今後とも研修を積み重ねてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。瑞穂CBT相談室のウェブサイトの作成とパソコン指導を,村井百合江先生にお世話になっております。長い間のご指導に感謝申し上げます。当相談室のウェブサイトをご覧いただいている皆様に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願
いします。













posted by 花井英男 at 20:49| 心理療法

2023年06月10日

ボディ・ コネクト・セラピー上級コース終了

 東京。台東区、蔵前のかやのき会館にて、藤本正昌樹先生(東京未来大学教授・ボディ・コネクト・セラピー(BCT)開発者)の上級コースの研修会があった。。

 この研修会は、長い間、待ち焦がれていた。ようや く参加できた。参加して、得たものは大きかった。やはり、すばらしいものだ。
 
 心的外傷後ストレス障害(PTSD)とか、うつ病の方、保護者の不仲を体験した方、不適切な養育環境にあった方、幼児期逆境体験者、フラッシュバック、トラウマを抱える方、DVの被害者、精神障害を持つ方への心理療法として、EMDR療法、ブレイン・スポッティング療法(BSP)、ボディ:コネクト:セラピー(BCT)、ボディタッチ療法、USPT統合療法、行動療法のエクスポージャー療法、認知再構成法があります。

 これらは、どれも貴重な心理療法で、活用しております。それぞれの心理療法には、適用と限界があります。どれなら、大丈夫とは言えないと思います。もちろん、来談者の希望を尊重しております。セラピストとして、これをやってみようと、提案して、同意を得て実施しております。

 第一次解離、第2次解離、第3次解離などいろいろな段階のクライエントがあります。心理検査をしたり、本人の状態を見たりして、どうアプローチするかが、セラピストとして、問題になります。見極めることが大切になります。病院臨床にしても、私設相談室の臨床にしても、問題は同じです。

 クライエントの症状に合わせてどういう技法を選択するかが、セラピストとして、大切な問題です。技法の幅が広ければ広いほど、アプローチがしやすいと思います。今回の研修は、そういう意味で大事なものでした。

 ただ、東京の研修会場にいくということが、これだけ、たいへんだったということは、今までありませんでした。いきさつを少し、報告します。6月3日(土)12時から始まる研修には間に合わなかった。今まで経験したことがないことが起きた。

 台風のため、新幹線が名古屋―東京間が、6月3日(研修会初日)不通になった。朝、8時ころのひかり号で、東京に行く予定だった。直接、正午頃に、会場の藏前のかやのき会館に到着予定だった。

 名古屋駅に朝8時ころに到着したら、不通だとわかった。いったん、家に帰り、12時ころ開通するかも知れないと思い、家に帰った。藤本先生に、時間通りに、会場に行けませんと、メールを打った。


 そうしたら、藤本先生から、遅れてくる人には、補講をしますという、メールが来た。名古屋駅に向かった。駅の新幹線の構内は、時間がたつうちに、人、人、人で、いっぱいになった。

 状況報告のアナウンスはなかった。皆、沈黙の中で、黙って待つより仕方がないと思っていた。改札口を通れる人は、時間指定の予約券を持っている人のみだ。この時、すでに、ダイヤは、2時間遅れの状態であった。プラットホームに、はいれる人は、指定席券を持っている人を優先した。

 大阪・京都方面に行く人は、現在から入れます、というアナウンスがあったので、近くにいた女性の外国人旅行者2人に伝えてあげた。

 改札口の前の、名古屋駅の構内は、超満員の状態になった。警察官がたくさん出て、駅の構内の通行の整理が始まった。新幹線のプラットホームに入れる人を整理して、入れ始めた。プラットホームにあまりたくさんの人を入れると危険なので、入場制限をしていると報告があった。

 ようやくプラットホームに入れたのは、正確に覚えていないが、3時半ころだった。新幹線に乗り東京についたのは、6時過ぎだった。SNSで、藤本先生に、かやのき会館の会場には、今日中、3日には行けませんと、報告した。「了解しました」、という返事を頂いた。

 4日に補講をするという返事も来た。宿の、国立青少年センターに7時過ぎについた。夕食を新宿の地下街で買った。夜疲れが出た。足がつるような痛みだった。名古屋駅と、新幹線の中での、たちぱなっしだったので、足が痛かった。3日の夜は、宿のベッドの上で、痛みに苦しんだ。

 4日の朝、会場で朝、補講をするから、9時に会場に来るように、メールを頂いた。ありがとうございます、とお礼を伝えた。セラピーの補講の時に、先生に、足の痛みを訴えた。カーム・ボディ・セラピーで、藤本先生にやっていただいた。痛みが消えた。うれしかった。藤本先生に直接直してもらうという幸運に恵まれた。

 補講を受けたのは、2名だけであった。私と浜松からの参加者。おかげで、藤本先生から、直接、セラピーを受ける、という幸運に恵まれた。いろいろ、ご指導を受けた。幸運だった。落ち着いて、にこやかに接していただいた。ほっととした。

 30名くらいの参加者だったと思う。4日の研修は、気持ちよく修了した。終了後、さらに、補講をしていただいた。4日の実習の時の相手は、二人とも医師であった。東京からの女性医師と、高知からの男性医師だった。共に、気持ちよく、対応していただいた。

 素晴らしい相手でした。藤本昌樹先生が開発した(東京未来大学教授)のボディコネクトセラピーは進化している。すぐに、臨床の場で、使える。とくにすばらしいのは、第3次解離のクライエントに効果があるということだ、と思う。台風で、名古屋駅構内で、大変な目にあったが、とにかく無事に研修は終わった。

 研修会参加中に、仁木啓介先生(熊本県のニキハーティホスピタル)から、「花井先生、仁木です」と声をかけていただいた。「先生、失礼しました」と挨拶をした。

 EMDR学会がコロナで開催されなくて、ここ2,3年、EMDR学会が対面で開催されていない。仁木先生(日本EMDR学会副理事長)のお顔を拝見しても、気づかなくて、挨拶もしないので、仁木先生から声をかけていただいた。大変失礼をしました。今度、7月に神戸でEMDR学会でお会いしたら、ちゃんと挨拶しようと思う。



posted by 花井英男 at 12:24| 心理療法