2017年09月01日

ハンディシリーズ よく売れています


「ハシリーズンディ よく売れています」と、小野昌彦先生から、メールが来ました。

3月中旬に金子書房から出た本


ハンディシリーズの本は、全10巻です。

私の論文が載っているのは、下記のものです。


ハンディシリーズ
発達障害支援・特別支援教育ナビ
柘植雅義監修

小野昌彦編著

発達障害のある子/ ない子の
学校適応・不登校対応

1200円

が売れています。

薄緑色の本です。


小野昌彦先生は、私が、奈良教育大学大学院に在学中、不登校の再登校支援を勉強した時の恩師です。

小野先生(現在・明治学院大学教授・博士)から、執筆を依頼され、


第10章  
スクールカウンセラーとの連携による
断続型不登校高校生の再登校支援

93〜99頁を分担執筆しました。

私が、県立高校のスクールカウンセラーをしていた時の
実践研究論文です。

行動療法・応用行動分析(ABA)の立場から、

不登校の生徒の個別支援計画(IEP)を立て、
どのように支援をしていったか、学校の先生方とどう働きかけたか、
の記録です。


全部で99頁の本です。

10人の人が書いています。

大学教員(4人)、小学校長(1人)、小学校教諭(2人)、弁護士(1人)、臨床心理士(1人)、学校経営支援センター(1人)。


現在、学校、施設では、特別支援教育、発達障害支援で、個別支援計画(IEP)を作ることが求められています。


応用行動分析・行動分析学という心理学の分野があります。
今、この分野の研修が各地で行われています。


アメリカでは、応用行動分析(ABA)の勉強は、大学、大学院では必修科目です。

日本でも、応用行動分析(ABA)の立場から本が、沢山出るようになりました。
ABAの研修団体の講習が行われています。


例えば、書籍として、


「LD・ADHD・高機能自閉症の子どもの指導ガイド」
独立行政法人 国立特殊教育総合研究所 編

東洋館出版社



「応用行動分析で特別支援教育が変わる」

山本淳一・池田聡子著
図書文化



「自閉症へのABA入門」

東京書籍


「自閉症児のための明るい療育相談室」
奥田健次・小林重雄著
学苑社



一般の子育ての本として、

「子育てプリンシプル」
奥田健次
一ツ橋書店
これは、子育ての素晴らしい本です。


さて、

小野昌彦先生は、この度、本を出されました。

「不登校の本質−不登校問題で悩める保護者の皆さんのために−」

風間書房 336頁 972円

出版おめでとうございます。




posted by 花井英男 at 07:26| 認知行動療法

2017年07月09日

美濃認知行動療法研究会


九州北部豪雨の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。




美濃認知行動療法研究会

2017年7月8日(土)17:30〜20:00
 
岐阜キャッスルイン 名鉄岐阜駅前


「私の不眠症アプローチ」

黒川 淳一先生  犬山病院診療部長
名古屋経済大学教授、医学博士



「Well-being のための認知行動療法
:アクセプタンス&コミットメント・セラピーの考え方」

早稲田大学人間科学学術院  准教授
大月 友(オオツキトム)先生
博士(臨床心理学)


懇親会



夕方からの会合にもかかわらず、70名近くの参加者だった。
やはり、地元、岐阜県の臨床心理士、岐阜大学、東海学院大学の教員、医師の参加者に、愛知県からの参加者もいた。若い参加者が多かった。




最初、黒川先生から、ドクターとして、患者に、不眠症の症状(入眠困難、熟眠維持困難(中途覚醒)、早朝覚醒、熟眠障害)を聞いて、薬をどのように処方するかを考えるとのことであった。


不眠症治療薬の歴史、睡眠衛生指導などについて詳しい話がなされた。
参加者が、ほとんど臨床心理士であるので、先生はがっかりしているようであった。
認知行動療法による不眠症へのアプローチは出なかった。




私のお目当ては、大月友先生の、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の講演だった。
1時間半の短い時間内に、ACTの概略をシンプルに分かりやすくまとめた。
自らの東京、恵比寿でのクリニックでの実践の話をされた。理論の話よりも実践の話を聞きたい。
何よりも、ACTのクリニックでの症例の話がすばらしかった。

この症例発表は、来年発行される、「行動分析事典」に掲載されるとのことである。ACTの文脈について理解できるので、実践を深めたい。



ACTについては、これまで、認知・行動療法学会で、熊野宏昭先生(早稲田大学)、武藤崇先生(同志社大学)、越川房子先生(早稲田大学)のワークショップを受けてきた。



ACTの本については、最近読んだ本は、アメリカ在住の学者、大谷彰先生の、「マインドフルネス入門講義」金剛出版(2014)が、疾患別にアプローチが記述されていてすばらしい。実践とエビデンスに基づいている。
日本人が書いた、更に仏教の経典に基づいて記述している点がユニークだ。

日本の学者が書いた実践の本もたくさんある。これから読みたい。


同じクリニックの友人からこれがいいと紹介していただいた、ラス・ハリスの、分厚い本、「よくわかるACT」星和書店(2012)は熟読した。理解はしたつもりだが、深めなければいけない。


私にとって、何よりも先に読んだ、入門書は、熊野宏昭の「20世紀の自分探しプロジェクト」サンガ(2009)、熊野宏昭の「マインドフルネスそしてACTへ」星和書店(2011)だった。


熊野先生は、最近、NHKetvでマインドフルネスの講義をしているという。
最近、NHKで、ベトナム出身の、ティク・ナット・ハン師が、マインドフルネスの話をしている。


また、最近、すばらしいと思ったのは、
「セラピストのためのエクスポージャー療法ガイドブック  その実践CBT、DBT、ACTへの統合」創元社(2015)だ。中京大学の坂井誠先生、広島国際大学の首藤祐介先生たちの翻訳である。


これは大変便利な本だ。サブタイトルからも分かるように、DBTにも言及し、ACTにも言及している。
DBT(弁証法的行動療法)については、東京、代官山の長谷川メンタルヘルス研究所において、遊佐安一郎先生のもとで勉強した。生涯の大半をアメリカの病院臨床で鍛えた遊佐先生の実践力と学識に学びたい。

日本の臨床心理士養成大学院の教員は、臨床経験が少ない人が多い。実践経験のない教員が多いのは問題だ。行動療法系の大学教員は、臨床経験が豊富である。


まだ、読まなければいけない本がある。シーガルの「マインドフルネス認知療法」北大路書房、
ガバットジンの「マインドフルネスストレス低減法」北大路書房がある。


大月友先生には、懇親会で質問が出来た。ていねいに答えて頂いた。マインドフルネスと、6つのコアプロセスの関係である。有難うございました。


懇親会場で、
岐阜で活躍する、仁藤二郎君に久しぶりに挨拶して話が出来た。すっかり貫禄と風格が出てきた。
柳澤君、瀬川君に挨拶した、瀬川君から、「12月の会合もよろしく」と言葉をかけて頂いた。
「きょうは本当に勉強になりました」とお礼を申し上げた。


12月の会合とは、
 12月10日(日) 10:30〜16:45 
 臨床行動分析研究会 
 場所:桜通り口  TKP名古屋駅前 カンファランス・センター 
 


中京大学大学院の出身のOBの皆さんに本当にお世話になっている。久野義弘先生時代からのつながりである。これまでやってこられたのは、若い人たちのお蔭である。


終わり

posted by 花井英男 at 08:43| 認知行動療法

2017年05月29日

第1回 臨床行動分析カンファランス

第1回 臨床行動分析カンファランス

主催:臨床行動分析研究会

日本行動分析学会 協賛

日時:2017年5月28日(日)10:30〜16:35

場所:名古屋駅前  井門ビル  8階カンファランスルーム  新幹線口



プログラム

研究会 趣旨 説明 10:30〜10:40

瀬口 篤史 犬山病院



ワークショップ10:40〜12:30

講師:首藤 祐介先生 広島国際大学心理学部

臨床心理士、専門行動療法士、博士(心理学)

「病院臨床で活用する行動分析学」




事例検討1 13:30〜15:30

パニック障害へのアクセプタンス&コミットメント セラピーによる治療

事例提供:嶋大樹 早稲田大学大学院  人間科学研究科  博士課程 3年

コメンテーター:今野高志  東海中央病院



事例検討2  15:15〜16:45

OCDへのERPによる治療

事例提供:服部正嗣 西知多こころのクリニック、ならい心療内科、他

コメンテーター:三田村 仰 立命館大学  総合心理学部
臨床心理士、博士(心理学)



研究会 趣旨 説明で、


瀬口先生から、これまで3年間位、夜7時から朝方まで研究会を私的にしてきたが、とうとう、研究会として立ち上げたという経過を述べた。ヤフーやグーグルで、「臨床行動分析」の6文字で検索すれば、ウェブサイトが出るようになったと報告したら、拍手が起こった。


カンファランスルームに、東は、東京、静岡、三重、愛知、岐阜、北陸、
西は、関西、九州から60名近い参加者が出席した。

60名近い参加者は、
福井の院長夫妻、名市大の医師、愛知県コロニー、病院、クリニックの臨床心理士など。



首藤先生が、中京大から、広島国際大に転勤された。


柳澤さん、瀬口さん、首藤先生、福井の院長夫妻に挨拶した。

服部君が、「今日発表します」と挨拶に来てくれた。
臨床6年目という。実践は素晴らしい。
久野先生と研究会をしているので、良ければ参加しませんか
と誘っていただいたが、体力的に難しいのでお断りした。

背広を着て、発表スタイルの姿なので、馬子にも衣装という感じで、別人のように見えた。
同じクリニックで勤務しているので、うれしい。


OCDへのERPによる治療である。
機能分析における、確立操作の記述の難しさを述べていた。私自身、行動分析の基礎から勉強しなおす必要があると感じた。
実践は見事であり、治療は改善した。


首藤先生の講演は、


ならい心療内科はじめ、愛知県内の病院・クリニックで勤務した経験を踏まえて、行動分析をいかに応用するか、という難しい課題を見事に解説してくれた。

臨床の場でのクライエントの言葉を、行動分析の言葉にどのように翻訳しなおすかという難しい課題がある。それを見事に解き明かしてくれた。病院臨床は、セラピートークであり、クライエントの主訴を行動に還元する工夫が必要である。このワークを、首藤先生は、瀬口先生と見本を見せてくれた。漫才のようにほのぼのと楽しくやってくれて場が和らいだ。

首藤先生の指摘、行動分析は、行動療法、弁証法的行動療法、アクセプタンス&コミットメント・セラピーなどの基礎である、という指摘をされました。改めて重要性を認識した。

パニック障害へのACTによるアプローチは、


すばらしかった。ACTの文脈による経過であった。実践報告を聴けたのはうれしかった。
ACTの最前線で研究している、嶋先生の発表である。

ACTのツールである、心理検査の質問紙、APQとDPQの問い合わせに親切に答えて頂いた。有難うございました。



実践報告へのコメントで目立ったのは、名市大の精神科の先生が、発表者の長所を取り上げ、評価していたのは素晴らしかった。




次回の日程と関連の研究会が発表された。


第2回  臨床行動分析研究会

2017年12月10日(日)

10:30〜16:45

TKP名古屋駅前カンファランスセンター   名古屋駅前




美濃認知行動療法研究会

2017年7月8日(土)17:30〜19:30

岐阜キャッスルイン  名鉄岐阜駅前


情報提供:

  座長  ウェルネス高井クリニック院長 高井昭裕先生

  講演:犬山病院 診療部長 黒川淳一先生

    「私の不眠症アプローチ」

  講演:  早稲田大学 大月友  准教授

  「アクセプタンス&コミットメント・セラピー」


第4回 医療行動分析研究会

日時 2018年 3月 11日(日)

会場  ウィンクあいち  

プログラム

教育講演 井上雅彦先生

鳥取大学大学院 医学研究科
臨床心理学講座 教授

話題提供  医療健康に関する演題  募集

終了後、懇親会



終わり

posted by 花井英男 at 09:38| 認知行動療法