2018年06月11日

第51回瑞穂区美術家展

第51回瑞穂区美術家展

平成30年6月5日〜6月10日(日)

名古屋市博物館

主催:瑞穂区美術振興会・瑞穂区役所・名古屋市役所


町内会の掲示板に、瑞穂区美術家展の案内が出ているのを見て博物館に行った。
毎年、楽しみにしている。

小島東洋治先生の名前を見つけたので、ぜひ見たいと思った。
県立高校の美術教師であった、小島東洋治先生夫妻とは、作品の購入により、交流が続いている。

教員在職時から、また、スクールカウンセラーの勤務校時代から、県立高校の美術教員の人たちとの交流が始まった。

今西英雄先生(同じ高校で勤務)、堀尾一郎先生(スクールカウンセラー校)、小島東洋治先生(作品を購入)、神内生光先生(今西先生の恩師・東京芸大の教授を断った)。
この先生たちは、業績を認められて、県内の美術系の私立大学の教員として勤務した。

神内生光先生のお宅に、同僚の故三浦寛君と作品購入のため、訪れたことがあった。神内先生の「早春大和路」(日本画)の田舎の風景画は、私の書斎に今かかっている。

小島先生は、「スペイン岩上の村」という大きい作品だった。紫と青の独特の色合いが先生のカラーだ。
どんなエピソードがあるのか聞いてみたい。


瑞穂区美術展の出品目録の中で、面白い、好きだと思った作品は、

「おみせやさん」  岡本昌子

「パウルの住む街」長沼 功
「街」      長沼 功

ボールペン画  「白川郷」世界遺産  筒井清彦

「夕景の放牧」  春田 光一
「コスモス」   春田 光一

「紙風船のある卓上静物」   山下 民雄
「マリオネットと卓上静物」  山下 民雄

「すずめの学校(1)」  下里 隆明
「スズメの学校(2)」  下里 隆明

「夕映えの表銀座山稜」  山田 育子



この瑞穂区美術家展の歴史は、戦後の復興の時代に、人々の心のうるおいを求めて、名古屋市長はじめ、画家、書道家、彫刻家、染色家などが立ち上がって始めたという。

瑞穂区役所の講堂で開催されていたのが、博物館で開催されるようになった。
プロの美術家達の気持ちに感謝します。
これからも続くことを期待します。


posted by 花井英男 at 09:55| 文学・芸術

2018年05月26日

89歳の恩師の講義ーT.S.エリオットの「荒地」

T.S.エリオットの詩を読む
20世紀モダニズム研究

講師:名古屋大学名誉教授 岩崎宗治先生 文学博士
開講日:第2・4土曜日 13:30〜15:00

テキスト:T.S.Eliot Selected Poems
Faber 80th
Anniversary Edition,2009


T.S.エリオット 『荒地』岩崎宗治訳 岩波文庫2010,2016

2018年5月24日(木)


主催 中日文化センター

岩崎先生は、5月10日(木)、体調が悪く休講になった。5月24日は講義があった。お元気な様子であった。この日、私は、楽しみにしていた、T.S.エリオット「四つの四重奏」岩崎宗治訳 国文社2009を先生から購入した。


エリオットの「荒地」の詩の講義の後、エリオットの「四つの四重奏」の詩を読むことになっている。
「先生、もう大丈夫ですか」と声をかけた。ニコッと笑っておられた。


講義が終わってから、帰りに参加者と立ち話をしてエレベーターを待っている時、私は「84歳で元気だね」と言った。「何、言ってるの。89歳だよ」と訂正された。
「え!!」「89歳か!」驚きである。


愛知学芸大学3,4年の時、先生のリチャーズの”Sience and Poetry”の購読の授業を受けた。

大学を卒業して就職して6、7年後に、友人、久田君と岡崎市の能見町の自宅に訪問したことがある。

ケンブリッジの大学院を修了されて、帰国後に、愛教大のシェイクスピアの集中講義に友人達と参加した。


シェークスピア研究や、エリオットの詩の翻訳、研究論文、著書を沢山出している。
岩波文庫の詩「荒地」の翻訳、注釈の精密さはすごいと思う。

毎回、資料のハンドアウトを2枚準備される。
今回の詩は、“U. A Game of Chess” は難しい。難解なりに何とか理解しようとして参加している。誰でもそうだろうと思う。

資料は、chess、とDolphinについての世界各地のシンボルの意味。「世界シンボル辞典」から引用。
16世紀頃のイギリスの天蓋つき、ねじれ支柱つきのベッドの写真。
死と植物の神々・オシリス神話についての「図説 金枝篇」からの引用などである。

 
20数名の参加者の欠席はほとんどない。正直言って、詩は難解である。

貴重な研究者である先生の講義を耳を澄まして聞いている。



posted by 花井英男 at 11:15| 文学・芸術

2018年05月15日

第57回−1 美術集団8月展  名古屋市民ギャラリー栄

第57回−1 美術集団8月展

企画展示 3・11とフクシマ

2018年5月15日(火)〜20日(日)

名古屋市民ギャラリー 栄 8階 第10・11室

入場無料




高校時代(県立瑞陵高校)の同窓生、森君からの案内をいつも楽しみにしている。
森君は、高校時代に美術部に所属した。それ以来ずっと絵を描き続けている。
高校時代は、一緒に、生徒会の副会長をした。

森君の風景画が大好きだ。県美術館での展覧会で幾度も入賞した。その絵を買いたいと言ったら、大きすぎて
家では飾れないだろう。家で飾れる、小さい作品を描いてあげるとと言って、北アルプスの風景画の作品を
描いてくれた。

高校時代の他のクラスの連中が、やっぱり作品展をしている。80歳に近くなっても、皆元気だ。すばらしい。森君は、日本美術史を、日本史と一緒に古代から勉強している。楽しいようだ。一度ゆっくりあって話を聞きたいと思う。

家内と久しぶりに一緒に美術展に出掛けた。

瑞穂区のバス停で、45年前の子どもの保育園時代の知り合いに会った。
懐かしい昔話をしながらバスに乗った。私は、その方が、すっかり昔の面影を残していないので、私は知らずにいたが、栄のバス停に着いて、その方から昔のエピソードを聞いて、ようやく思い出した。

家内は、いつも会って知り合いであった。家内は、付き合いが広く、趣味の会や憲法九条を守る会などで人びととの支え合いの中で生きていいる。
保育園時代のエピソードを聞いているうちに、思い出した。すっかり変わってしまったけれど、懐かしさが出てきた。

家内は、今は、九条の会などで、保育園時代の保護者と面識がある。お互いが、40年以上もまだ憲法を守る運動をしている。人は日常生活の中で、ささやかな支え合いをしているとつくづく思う。
ご主人によろしくと言って栄のバス停で別れた。


さて、美術集団8月展。


入ると、すぐに企画展の作品が並ぶ。

企画展示  3・11とフクシマ


「死せる町」  水彩

「座禅草」〈祈り〉  油彩

セシウムボール    油彩

ある詩によせて   書

一陽来復  パステル

被災地。苦闘   アクリル

県民健康調査―7年目 油彩

痛みの記憶 コンテ

希望の牧場〈私の福島見聞録〉  油彩

かあさん、大事に使っているよ  油彩



フクシマのテーマの作品は、グサッとくるものがある。怒り、悲しみ、やりきれなさ、未解決なままなこと、傷、風化していきそうな危惧、エネルギー政策への不満など。一方で、やさしさがある。



次に一般展示。


友人の森君の作品。

鎌倉  海のスケッチ   T  パステル
鎌倉  海のスケッチ   U  パステル
鎌倉  海のスケッチ  V  パステル



今まで、彼は安曇野の風景画が多かった。今回は、海の風景画。
風景画は好きだ。のどかな海の風景画。


全部で75点の一般展示だ。

ゆっくりと見た。私は風景画がすきなので、じっくり見た。
愛情をこめて描いている作品に共感する。
私は、元気をもらった。

有難うございました。頑張ってください。

私は、美術集団8月の趣旨に賛同します。



美術集団8月主旨

・私たちは、美術を愛し、人を愛します。
・私たちは、表現の自由を尊重します。
・私たちは、人間の尊厳を否定する戦争に反対します。
・私たちは、過去の芸術の業績を今日に生かし、新しい美の創造をめざします。



名古屋市民ギャラリー、7階、8階では、他の作品展もやっているので、見るのが楽しみ。親切に解説をしてくれる。陶芸展のところでは、解説をしてくれた。

和紙ちぎり絵展では、ちぎり絵でこんな素晴らしい作品ができるのかと感心した。すごいと思った。

中京大学美術部OBの第18回としわ会展も見た。
愛着を込めて制作した作品に感動した。

元気をもらった。有難うございました。










posted by 花井英男 at 16:46| 文学・芸術