中日文化センター講座「アン・シャーリーの魅惑の物語」
主催 中日文化センター(Zoom、栄教室)
講師 松本侑子先生(作家・『赤毛のアン』翻訳家・研究者/日本ペンクラブ理事)
4月の第1回 第1巻 『赤毛のアン』 1908年
2025年4月20日(日)1時半―3時
主催 中日文化センター(Zoom、栄教室)
講師 松本侑子先生(作家・『赤毛のアン』翻訳家・研究者/日本ペンクラブ理事)
4月の第1回 第1巻 『赤毛のアン』 1908年
2025年4月20日(日)1時半―3時
楽しみにしている、松本侑子先生の講座を聞きに行った。東京から、Zoomで講義をされた。聴講者は、栄の教室に参加する人、Zoomで参加する人。教室の参加者は、20名位。他は、Zoomの参加者。教室の参加者とZoomの参加者に一人一人、名前を呼ばれ、挨拶をされた。
最初に、私のコメント(NHKの新作アニメ「アン・シャーリー」について)の説明を話された。
出版社の担当者の同席のもとに、記者会見をしたとのこと。NHKの「アン・シャーリー」は、村岡花子さんのものである。村岡花子さんの作品内容は、原作の翻訳=松本侑子さんの翻訳と大きく違っていることを指摘された。この記者会見に対する反響が大変大きかったという。
私は、第1回のNHKのアン・シャーリーを見て、感動した。村岡先生流の赤毛のアンだと思った。2回目、3回目の放送は、忙しくて、見忘れてしまった。残念である。仕方がない。
本格的な、本腰を入れた翻訳をした、松本侑子先生としてのコメントをされた、と思う。著書の、8つの扉の観点から、モンゴメリーの作品の解釈をされている、松本侑子先生の見解を尊重するのは、大切であり、そのような観点から、作品鑑賞をするのが、正しいと、思う。松本侑子先生の観点を尊重するのは、大切なことだと思う。
第1回第1巻『赤毛のアン』、モンゴメリーの生涯(1874〜1908)、アンの幸せな生き方
1)私のコメント(新作アニメ「アン・シャーリー」について)の説明
2)第1巻『赤毛のアン』の作品解説として、7つの話をされた。
@ 小説の舞台プリンスエドワード島、
A 『赤毛のアン』の物語、
B 『赤毛のアン』の英文学、
C スコットランド民族の伝統と文化、
D 『赤毛のアン』のケルトとアーサー王伝説、
E 『赤毛のアン』のケルト・キリスト教
F 『赤毛のアン』のキリスト教とイエスの聖杯探索
3)『赤毛のアン』刊行までのモンゴメリーの生涯
1874年の誕生から、1905年の『赤毛のアン』執筆、1908年の本の出版まで
4)『赤毛のアン』の幸せな生き方、暮らし方
@『赤毛のアンの幸せになる言葉』松本侑子著・主婦の生活社のあとがきより
Aアンの前向きな心と空想、明るい夢を持ちそれを想像する、夢に向かうための努力と行動、美しいものや妖精を愛する浪漫的な趣味、自然美を愛する心と目
Bマリラのきちんとした暮らし,自律心、信仰心
Cマシューの家族を愛する心、勤勉さ
Dダイアナの友を大切にする優しさ,ひろい心
Eリンド夫人の地域での活躍、愛郷心
Fステイシー先生の子どもを鼓舞する仕事ぶり
Gアラン牧師夫人の思いやりの言葉、励ます言葉
H『赤毛のアン』の幸せになる言葉、名文の紹介
これはすべて、松本侑子先生の、レジメである。
これらすべてが面白い見方だと、感心した。
楽しんで、作品を読んでいるが、こういう見方もあるんだと思った。参考になった。