2021年05月03日

「憲法くんがやってくる」 名古屋市公会堂

憲法施行74周年記念 市民の集い

「憲法くんがやってくる」

名古屋市公会堂

愛知憲法会議 主催

2021年5月3日 1:00〜4:30



第1部  
 
講演
 
 「改めて憲法について考えるー激動する世界と日本ー」


 水島朝穂   早稲田大学 教授

第2部

お笑い芸人  松元ヒロ

ひとり芝居
「憲法くんがやってくる」


松本ヒロの紹介


1952年  鹿児島県に生まれる。鹿児島実業高校在学中、全国高校駅伝で区間賞

1975年  法政大学在学中 陸上の道から芸の道へ

1985年  NTV「お笑いスター誕生」で優勝、(笑パーティ)

1988年  ザ・ニュースペイパーの結成に参加、政治風刺の世界へ

1998年  ザ・ニュースペイパー退団、ソロ活動開始

2005年  立川談志 日本笑芸百選 NHK BS2 選ばれる

2007年  BSラジオ 永六輔その新世界の「土曜ワイド芸能大賞」受賞

2000年―09年  立川志の輔野志の輔落語に毎月ゲスト出演

  
 第1部

早稲田の水島朝穂先生の講演は、ユーモアを混ぜた講演であった。
バイデン・菅の会談で、日米安保は、極東の範囲から、インド太平洋の範囲に広がり、自衛隊の活動範囲は、アフリカ地域まで広がった。アメリカは、日本の自衛隊の活動範囲を広げる約束を菅首相に押し付けた。菅首相は喜んで帰ってきた。日本は戦争に巻き込まれる危険性が益々増えると考えられる。

第2部


何よりも面白いのは、お笑い芸人・松元ヒロの「憲法くんがやってくる」だった。松元ヒロは菅首相と同じ法政大学の政治学科出身と自己紹介。菅首相の経歴を風刺とユーモアを込めて紹介した。身振り手振りでユーモアのある話だ。また、自分の経歴もパントマイムなどで紹介。

 スポーツの世界から、芸に世界に入った。経歴を見てもわかるように、なかなかの人物だ。会場を何度も笑いで沸かせた。身振り手振りで、笑わせた。ザ・ニュースペイパー時代の公演は、憲法記念日の講演会にかつて出演したのを見たことがあった。面白かった。

パントマイムをしていた。ザ・ニュースペイパ―の時代だったか。人間はもともと、言葉を持たなかった時があった。パントマイムを使っていただろうと、言った。例えば、「大きな像が来た」時に、こんな身振りをしただろうとと紹介した。その時にこんな声も出していた、と。

こんな芸人はあまり知らなかった。家内は、日曜版で見たといって知っていた。日本国憲法は、「アメリカの押し付けだ」という考え方が一般通念としてある。これについては、答えにくい面がある。

(しかし、最近、現憲法の中には、日本人の発案になる、部分が、発見されたということで近く、NHKで放送されるという。静岡大名誉教授の鈴木安蔵・憲法学者かなと思う。)

松元ヒロは、現憲法の「押し付け論」に真正面から反論した。小気味よい反論であった。これは従来から憲法学者が言っていることかもしれない。常識的な内容だ。それは次の通りだ。松元は鹿児島出身で身振りで、体をひねり、自分の足元を指さし、鹿児島は、自分の足の先を指さす。その身振りがおかしい。

日本国原産のものは、そもそもなく、外来の物ばかりだ。これを押し付けといえるか。例えば、サツマイモは、鹿児島の産物で、有名だ。それは中国から来たものだ。日本国のものでない。日本国憲法の内容は、そもそも、イギリスのマグナカルタ、フランスの人権宣言、アメリカの独立宣言など世界の政治の結晶から成り立つ。日本にある法制度、文化、植物で外来でない物はない。押し付け論はそもそもおかしいという反論だ。

松元ヒロの圧巻は、憲法前文を、ゆっくりと、その内容の厳粛さを込めて、全文暗記して、読み上げた。聞いていると、全文の中身の素晴らしさをしみじみと味わった。聴衆は、全文を読み上げたときに、拍手をした。憲法の全文は、一度、ゆっくり、読み返してみたいと思った。

約20年前から、「日本国憲法」を人間に見立てた一人芝居「憲法くん」を演じ続けてきたのが、お笑い芸人の松元ヒロさんだ。日本では珍しい政治や社会への風刺のきいたスタンドアップコメディが人気を博し、文化人、知識人にもファンが多い。

松元ヒロはウィキペダイアで紹介されており、ネット上でも紹介されている。


集会の後、鶴舞公園の売店で、農業センターのアイスクリームを買い、食べながら、緑化センターまで散歩した。緑化センタには、芙蓉の紹介の看板がきれいだった。

また、鶴舞公園は、昭和3年に博覧会が開催され、その時の記念の噴水とか、茶室「鶴鶴亭」など他に、選挙が初めて実施されたときの、普選台などがある。


緑化センターを見て帰った。昔ここに動物園があったという。歴史を重ねてきた鶴舞公園の姿である。立派の森の姿がよい、癒しを与えてくれる。


水島朝穂さんは、「憲法くんの誕生のいきさつ」を、水島朝穂のHPに掲載しているので、水島瑞穂のHPを見てくださいと述べた。面白いので引用します。

講演の中で、ぜひ、私のホームページを見てください、と言っていた。憲法50周年のころのことのようだ。


「この時期、全国憲の講演会の準備を進めながら、夜の憲法コントのためのシナリオを執筆した。授業が終わると、駒込の稽古場に通って、メンバーと憲法コントをつくる。これがけっこう大変だった。

メンバーは時間通り来ない。三々五々、出たり入ったり。当時、松崎菊也さん、松元ヒロさんもメンバーで、稽古場では、みんなでウンウン唸りながら話をつくっていく。

メンバーから、「先生、憲法3条と4条で一番問題な点は何ですか」「留置場と拘置所との違いは」など、次々に質問が飛ぶ。

最初はどうなるかヒヤヒヤしたが、稽古場に通うごとに、ちょっとした憲法上の問題でもおもしろおかしくコントに仕立てあげられていった。これには舌を巻いた。

すごい集中力である。私が執筆した「シナリオ」も、稽古のなかで無残に修正されていった(第1場のシナリオが見つかったので、ここに掲載する〔PDFファイル〕。シナリオ中の橋竜とは橋本龍太郎首相のこと)。」


次に、松元ヒロさんが絵本作家と作った「憲法くん」の紹介をします。以下の通りです。


「こんにちは、憲法です。70歳になりました。わたしがリストラされるといううわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか」そんな科白からはじまる、芸人・松元ヒロ氏のひとり芝居『憲法くん』の舞台を、平和を愛してやまない絵本作家・武田美穂氏が絵本に仕立てます。憲法改正の動きが急な状況のなかで、本書は静かに、心をこめて、「日本国憲法」の大切さを訴えます。


■芸人・松元ヒロさんをご存知ですか
政治風刺のコントで人気を博したコント集団「ザ・ニュースペーパー」で活躍後、1998年に独立しました。それ以来、時の政権に批判的なネタを舞台にかけ続け、全国を飛び回っています。作家井上ひさし氏、落語家立川談志師、放送作家永六輔氏らが、はやくからその才能に注目し、応援を続けてきました。


■ひとり芝居「憲法くん」をご存知ですか
日本国憲法施行から50年目にあたる1997年の初演以来、松元ヒロさんが機会があるごとに演じているのが「憲法くん」です。日本国憲法を人間に見立ててユーモラスに描き、その大切さを訴える8分ほどの短いネタですが、最近は「憲法くん」を演ってほしいという要望がとても多くなってきたといいます。


■「憲法くん」が絵本化されたわけ
絵本作家の武田美穂さんも、松元ヒロさんの舞台を観つづけている古くからのファンのひとりです。今回、絵のお願いをさしあげたところ、ふたつ返事でご快諾いただきました。


     憲法くん

   文  松本ヒロ
   絵  武田美穂
   
    講談社  

   1540円

私は、面白そうだから、図書館で借りて読むことにした。電話で申し込んだら、今貸し出し中なので、

4人目だという。

憲法のことを、分かりやすい言葉で、小中学生、高校生に、いや、私たちに分かりやすく解説してくれた、女性の憲法学者、青井美帆さん(学習院大学教授)が、名古屋へ憲法記念日に講演に来てくれたことがあった。

その青井美帆さんが書いた本も一度、読んでみたい。

はじめての日本国憲法 (楽しい調べ学習シリーズ)
青井 未帆
  
憲法を守るのは誰か
幻冬舎
青井美帆



















posted by 花井英男 at 18:41| 戦争・平和

2021年01月11日

さだまさしの一粒の麦~Moment~

さだまさしの「一粒の麦~Moment~」

2021/01/11 NHK総合 【おはよう日本】

1月11日の朝、NHKの【おはよう日本】で、さだまさしが、アフガニスタンで、中村哲医師が、薬より、水路を作ることが大切だと、活躍したことをたたえて、作曲した歌を紹介した。

「一粒の麦~Moment~」の歌詞。

一粒の麦~Moment~

一粒の麦を大地に蒔いたよ
ジャラーラーバードの空は蒼く澄んで
踏まれ踏まれ続けていつかその麦は
砂漠を緑で染めるだろう

戦に疲れ果てた貧しい人達には
診療所よりも一筋の水路が欲しい
水があればきっと人は生きられるだろう
諍(いさかい)を止める手立てに

Moment
薬で貧しさは治せない
Moment
武器で平和を買うことは出来ない
Moment
けれど決して諦めてはならない

一粒の麦の 棺を担う人に
伝えてよ  悲しんではいけないと

この星の長い時の流れの中で
百年は一瞬のこと

Moment
いつか必ず来るその時まで
Moment
私にできることを為せばよい
Moment
私で出来るだけのことを

Moment
薬で貧しさは治せない
Moment
武器で平和を買うことは出来ない
Moment
けれど決して諦めてはいけない

Moment
夢はきっと引き継がれるだろう
Moment
私にできることを為せばよい
Moment
私にできるだけのことを


コロナ禍についてさだまさしは言う。「心が倒れかかっている。あまり厳しく自分を追いつめないこと、大きく深呼吸する事。」

その通りだ。

中村医師のように「“20年がかりで水を引けば良い”くらいの気持ちで人生を考えながら、きょうを生きられたら、足元ではなく遠くを見る事ができるのではないか」と、さだまさしは話す。

この言葉を聞いて、朝から気持ちが楽になった!!!


ベートーベンピアノソナタ8番「悲愴」を使用した事についてさだは「中村医師のことを歌おうと思ったときに直感で“悲愴”を使おうと思った。後から中村医師はベートーベンが好きだと聞いた」と話す。

すごい偶然の一致!!!「偶然は必然」というが・・・


さだまさしが、中村哲医師にささげた曲「一粒の麦」にある「私に出来ることを為せば良い」という歌詞について、さだは「非常に重要な教え。


私たちはいつも自信なく生きている。何が出来るのか悩むが、出来ない事までやろうと頑張らなくても出来ることだけやれば大丈夫といっている」と語る。








posted by 花井英男 at 10:45| 戦争・平和

2020年10月25日

核兵器禁止条約来年1月発効

2020年10発25日朝7時のNHKニュースで、核兵器禁止条約の批准国・地域が24日、条約が発効する条件となっている50に達したことを伝えた。


午前10時のNHKニュースで、核兵器禁止条約が、来年1月に発効することを伝えた。

ネット上のニュースは次の通り。

「核兵器禁止条約が、来年1月22日に条約が発効する。「核なき世界」の実現を求める国際的な声に後押しされ、核兵器を非人道的で違法だとみなす初めての国際条約が動き出す。

 中米ホンジュラスが24日に批准したと、国連関係者が明らかにした。国連が定める五大州別の批准国・地域数は、アフリカ6▽米州21▽アジア8▽欧州5▽オセアニア10となった。小国や島国が多いのが特徴だ。」

「長崎・広島を繰り返していけない」という願いは、実現するためには、長い長い道のりが予想される。
  
 正しい世論を作ることは並大抵ではできない。

日本は「日米同盟の下で核兵器を有する米国の抑止力を維持することが必要」などとして批准していない。

 国連のグテーレス事務総長は2日、「核兵器の廃絶は地球の生存に不可欠だが、取り組みは失速している」と指摘。

国連加盟国は、190以上ある。せめて100以上の賛同が必要だと言われている。現在50か国が批准した。







posted by 花井英男 at 07:59| 戦争・平和