2016年03月05日

「母性本能説」は間違い!!

「母性本能説」は間違い!!
子育ての能力は、学習して身に着けるもの。

 
3月3,4日に、広島県呉市において、8カ月の赤ちゃんをネグレクトで死なせた夫婦についてのTV報道がありました。更に、幼児虐待の事件報道がありました。


メーテレのニュースランキングのコメンテーター中野信子(脳科学者 医学博士 横浜市立大学客員准教授 東日本国際大学客員教授・現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている)の発言は、問題があります。

発言趣旨は、「女性は、赤ちゃんが生まれると、スィッチが入って子育てをするものなのに、この母親は、スィッチが入らなかった。」という発言。


これは「母性本能説」の発言です。

女性には、生まれつき、子どもを育てる能力が備わっているという考え方です。

本当にそうでしょうか?

 広辞苑(岩波書店)でも、母性本能説を記述しています。次の通りです。
「母性愛」の定義として、「母親が持つ子に対する先天的・本能的愛情」とあります。

世の男性の中には、「子どもは母親が育てるものだ」という考え方を持っている人もおります。母性本能説の 影響を受けていると思います。

世の中のお母さんたちは、自分の母親から、育てられた体験から、学習して、どうあるべきかを習得しているのではないでしょうか?母性(子育て能力と言ってもいい)というのは学習して身に着けるものです。

友人の行動、TVでの番組、近所の人などから学習して、能力を獲得して、磨いていくものではないでしょうか。

「スィッチが入って自然に母親になるものではありません。」

本人の学習意欲、学習しようとする意志、自分の母親から学んだものが大きく影響すると思います。

赤ちゃんの時から、一貫して、男が子育てをする国もあると聞きます。それはそれでいいと思います。そういう文化環境の中で、男が学習して子育てをしているのでしょう。

母性の研究で博士号をとった心理学者・大日向雅美(恵泉女学園大学教授)を紹介します。


大日向 雅美(おおひなた まさみ、1950年 - )は、日本の発達心理学の学者。 母親ひとりが子育ての 責務を担う日本社会の母性観を”母性愛神話”として指摘し、社会の皆で子育てを支え、 親が喜びをもって子育てにあたれるよう子育て支援の必要性を訴えた草分けの一人。

大日向氏は、コインロッカーに赤ちゃんを捨てた事件などが、母性の研究の出発点だと言っていました。子育てのeTVの番組に良く出ています。

 中学校、高校で、男女が一緒に、家庭科の科目で、保育について学習することになっています。これは画期的なことだと思います。子どもの養育について、心理学の分野の内容が入っています。



 
posted by 花井英男 at 19:32| 子育て

2015年10月11日

保育園の運動会

保育園の運動会


瑞穂公園で孫の保育園の運動会があった。
あいにく、天気予報は、午前中は雨である。

8:45からの開始は、1時間延長して9:45開始した。
5歳児の孫の出番だけでも見たいという気持ちである。

到着したら、すでに太鼓の演奏が始まっていた。孫の顔を見つけようとするが見つけられなかった。パパに聞いたら一番端っこにいたということだ。

一番最年少の子どもから、年長のこどもまですべてが、出演する仕組みのプログラムだ。
色々保育士が工夫をしていると感心した。

子どもたちは分かっているのか、わかっていないのか、分からないが、子どもなりの仕草をして、観覧席の保護者席から、笑いが出る。
途中で雨がぽつぽつ降った。なんとかできたようだ。

午前中の最後は、竹馬だ。驚いた。自分の身長の3倍くらいある竹馬に、脚立の上から、保育士に手伝ってもらい、乗り、場内のコースを歩く。自分の身長の高さ位の高さのところに乗って歩く。孫をはじめ皆が、堂々と歩く姿を見てすごいと思った。

竹馬を見て帰ろうとしたら、鈴木薬局の奥さんから声をかけられた。「歩乃花ちゃん竹馬うまくできましたね!」とほめて頂いた。お孫さんも2人運動会に出ているとのこと。鈴木薬局には、日ごろからお世話になっている。子供向きの薬屋さん体験を催していただき、孫も参加した。

さて、保育園の名前は、こすもす保育園。今、社会福祉法人格を取り、合計、4つ施設を持つ。たんぽぽ保育園、こすもす保育園、さざんか保育園、あさがお学童保育所。

40年以上前、2人の子どもをたんぽぽ共同保育所に面倒をみてもらった。蜜柑などを売り、運営委員長を引き受け、夜遅くまで会議をした。名古屋市役所の民生局長交渉とか、瑞穂区役所での交渉などをした。

子どもが、市立直来保育園に入った頃に、本山政雄革新市政が実現した。少しずつ改善し始めた。
保育所の改善は生きていくためになくてはならないものだ。いまは、こんなに立派な施設に成長した。

ここまで立派に施設を発展させたのは、久保忠士前理事長、久保雅子前園長、久保忠士・雅子夫妻の長年の努力のおかげである。

久保忠士さんはもういない。私は彼を尊敬している。保育運動に才覚のある人だ。もっと生きていてほしかった。
久保忠士さん有難う!!!
こんなすばらしい子どもの運動会が見られるのは、久保さんのおかげだ!!!
奥さんの雅子さんは少しでも、園長の時、名古屋市政の改善のためにということで、瑞穂区から共産党市会議員候補として立候補したこともある。頑張ったがだめだった。

2013年7月、新瑞福祉会(あらたまふくしかい)から「まあるくなあれ わになれーみんなでつくる みんな保育―」137頁、1800円が、新読書社から出版された。
中身は、保育実践集と保育の歴史と未来である。


posted by 花井英男 at 20:34| 子育て

2015年06月09日

名大生の古本市


10月に仙台で認知・行動療法学会があるので、名古屋(中部)−仙台間の航空券を名大北部生協旅行センターに依頼し、希望のチケットがとれたので、名大へ出かけた。
75日前の割引の格安航空券を購入できた。昨年、仙台での学会は往復、新幹線で行き、かなり時間がかかり、疲れた。今度は飛行機で行くことにした。

キャンパスから出ようとしたら、地下鉄の「名古屋大学」駅前で、名大生が名大祭の法被を着て、古本市を開いていた。電子情報館の軒下で机を並べて、こじんまりとした店を並べていた。
7〜8名の男女の学生が元気よく呼び込みをしていた。どんな本を並べているのだろうとちょっと覗いてみた。やっぱり、専門書が並んでいたが一般的な本も並んでいた。CD,DVDから幼児向きの絵本、小学生向きの本もある。

幸田文の「しつけ帳」、「子どもの「口ごたえ」と上手につきあう法」PHP、「アメリカに「NO」と言える国」文芸春秋が目に入った。値段は、ほとんどが100円で一番高いのが500円だ。つい手が出てしまう値段である。ゆっくりと見まわしている間に、幸田文の本は売れてしまった。

結局、「子どもの「口ごたえ」と上手につきあう法」PHP
、「アメリカに「NO」と言える国」文芸春秋の2冊を300円で買った。
私の今の関心は、子育ての本と日本の自民党のアメリカの言いなりになる政治である。

「子どもの「口ごたえ」と上手につきあう法」はアドラー心理学の本であることが分かった。面白いので一気に読んでしまった。アドラー心理学系の子育て書の翻訳である。
原著 Back Talk 4Steps to Ending Rude behavior in Your Kids
by Audrey Ricker Ph.D./ Carolyn Crowder Ph.D.

EMDR学会で知り合った心理士、「子育てカフェ」の福田育子さんから、アドラー心理学の文献を紹介して頂き、集中的にアドラーの本を読み、面白い、使えると思った。福田さんとは学会、研修会で会うと笑顔であいさつする間柄である。

福田さんからは、アドラーは原書で読みなさいということで原書を紹介してもらったが、幸いにも原書は絶版だった。とても原書で読めるものではない。福田さんはカナダの大学院でアドラー心理学を専攻した。
福田さんは、心理士として活躍しているばかりでなく、地域でアドラー心理学に基づく講演活動をしている。 英語が得意で塾もしているようだ。

 私は、行動療法、応用行動分析による不登校の子どもの学校復帰において、スクールカウンセラーとして、小学校、中学校、高校において、実績を積んできた。子育てについても応用行動分析を使った手法がすばらしいと思っている。奥田健次先生の子育ての本に敬意を持っている。さらに、アドラー心理学の子育ての手法は素晴らしいと思っている。

アドラーの原著は一般的に難しい。この本は、アドラー心理学を分かりやすく応用した本であり、子育て中の母親が、子どもとのトラブルをどう対応するかを砕いて実践の仕方を解説している。

日本では、心理臨床学会で、アドラー派の方々が分科会を開いている。ネット上で医師とか学校の先生方が実践を交流して成果を発表している。
 北区の北メンタルクリニックに勤務していた時、そこに来ていた精神科医がアドラー心理学の学会の大会長をしたことがあると話してくれた。

「アメリカに「NO」と言える国」竹下節子著 文芸春秋は、ユニークな本だ。宣伝の言葉が面白い。
 「日本は今こそ フランスを見よ!! アメリカ追随一辺倒でもなく、情に訴えるナショナリズムでもない。日本が生き延びるための第三の道を探る。」である。

  沖縄の人の意思を無視して、基地建設を進める自民党の連中の気持は許せない。
 
  どんなスタンスで本を書いているかじっくりと読みたい。

posted by 花井英男 at 12:21| 子育て