2017年09月01日

逃げ場がなければ 動物園へいらっしゃい  上野動物園

「逃げ場がなければ 動物園へいらっしゃい」
「上野」発信 共感呼ぶ


中日新聞2017年9月1日

上野動物園が短文投稿サイトで呼び掛けた。


「学校に行きたくないと思っていると思い悩んでいるみなさんへ」


「敵から逃げる時は、一目散に水の中へ飛び込む」アメリカバク」の写真を添え


「誰かの許可はいりません。脇目も振らず逃げてください。もしも逃げ場がなければ動物園へいらっしゃい。

人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから」


とよびかけた。

園によると、発信したのは、教育普及課のツイッター担当者。


元園長の小宮輝之さん(69歳)も
「すごくいい。無料開放してもいいくらい。命ふれられる場所」と勧める。





posted by 花井英男 at 22:03| 教育

「学校いかない」 逃げじゃない 

新学期 尾木直樹さん  呼び掛け
2学期が始まる9月1日、子どもの自殺の1年で一番多い日

中日新聞2017年9月1日

尾木直樹さん[70歳]の、親、子ども、先生へのメッセ−ジ
全文を載せます。


「一学期にいじめられたり、トラブルがあったりした子どもたちへ。
今日、朝から頭痛がしたり、玄関で動けなくなったりしたら、学校へ行かなくていい。

『緊急避難』してください。ここで学校に行かないのは、逃げではありません。
災害と同じように、命を守るために避難する正しい行為です。

学校に行かないことに後ろめたさを感じる必要はありません。
やましさを感じたとしても、命さえあれば後からなんとでも挽回できる。

自分で命を落とすことだけは、してはいけません。
学校に行かない時間は、例えばボランティア活動に参加したりして、新しい人間関係をつくることも大切です。

自分の中で新しい目標を立ててください。図書館に行って興味を広げるのもいいでしょう。

保護者は今日、学校から帰ってきた子どもの様子に特に気を配ってほしい。
夏休みの間、のびやかに過ごしていた子が、学校で変わらず
嫌な思いをすると、落差が大きくて、すごくしんどくなります。

帰ってきたら『どうだった?』『何かあったら言ってね』と、声をかけてほしい。
そして元気なうちに『学校を休んでもいいんだよ』と言ってあげて。

追いつめられ、判断力が落ちてからでは遅いのです。
自殺した後、周囲が『普段と変わらなかった』と言うことがありますが、そんなことはあり得ません。

友人や祖父母など、誰かに『死にたい』とつぶやいたりしていたはずです。冗談めかしているかおもしれません。聞いた人は親や先生に必ず相談してほしい。

先生たちは、一学期にあったいじめやトラブルが解決したと思っていても、被害、加害双方の子どもの顔色をしっかり見て下さい。

被害者側には『先生は見方だ』と伝える。加害者側には『一学期のようなことをなくすためにどう考えていますか』と聞くと同時に『先生も全力で応援する』と伝えてください。」



尊い子どもの命を守るために、尾木直樹さんの言葉は、心に響きます。


posted by 花井英男 at 21:45| 教育

2017年05月16日

45000という数字

45000という数字





今朝(2015年5月16日(火))7時頃の、NHKのニュース番組を見ていて、感動しました。
里親の子育てに感動して涙が出た。女の子も健やかに成長したことに感動した。

45000とう数字は、児童養護施設に入っている子どもの数です。


里親に育てられた、現在、20才の女性が里親から巣立つ姿を紹介をしていました。


20才に至るまでの経過を紹介していました。

母子家庭に育ち12才の時に、母親が亡くなった。

(正確な状況を間違えていたら、ごめんなさい。)

児童養護施設での生活は、荒れていたと本人は言う。すぐ切れていた。

高校生の時、妊娠し、学校から退学をせまられ、退学をした。

妊娠7か月の女子高校生のことを児童相談所から知り、ある夫婦が、里親になることを決意し、家庭で育ててきた。

もうすぐこの女性は、赤ちゃんの父親と一緒に生活をするために里親のもとを巣立つという。

里親は、乳児と若い女の子を引き受けて育ててきた。

この女の子は、新しい母親・里親に育まれて、里親の母を、「お母さん」と呼び、育てられてきた。

この家庭の場面には、小さな赤ちゃんの元気な様子を映す場面も出ていた。また、父親が赤ちゃんをだっこする場面も出ていた。

里親のお母さんは、将来のために、もう一度、高校に行くように勧めた。

しかし、退学させられた経験があり、高校には、いい感じを持っていないので、どうしても行く気になれなかったという。

母親の説得に折れて、高校に行くようになり、次第に、高校生活を楽しめるようになった。

無事卒業した。乳児を育てながらの高校通学で大変だっただろうと思われる。

お母さんに、成績の報告する親子の場面を紹介していた。
まだ最近の場面のようだ。

「いい成績ばかり報告しているんじゃない?」と母親。
「違うよ、全部だよ」
成績の中身は、ほとんど、A。
ほのぼのとする親子の風景。

もうすぐ、赤ちゃんの父親である男性と新しく生活を始めるために、里親の元を離れるという。

私は、このTVを見ていて、元高校教師として、ある怒りを思い出した。

在職時、このような女子高校生のような事例があった。
そのとき、退学にただ一人、職員として、退学に対して、採決の時に反対の立場で態度表明した。

ある高校では、こういう事例に、退学させなかったという報告を私は聞いていた。素晴らしいと思っていた。

「不純異性交遊」という事例に、「こういう子は、立ち直りは出来ない」とか「お引き取りをしてもらう」という判断を高校の教師集団が下すことがある。

新設校では特に、この傾向は強い。教育実践の未熟な集団が、こういう傾向が強い。

在職当時、愛知県立の高校では、「教育会」という管理職主導の団体があった。
反組合の、組合つぶしの、御用団体の組織だ。
素晴らしい教育実践をしているとはとても言えない、人物が入っていた。

例えば、規則を破る生徒に容赦なく、暴力をふるう人物が管理職に昇進していった。管理職はそういう人物を温存していた。

右翼団体ということで、距離を置く、賢明な人もいた。昇進をぶら下げられて、考えもなく、新任の時、校長室で加入させられてしまうことが多いようだ。或いは、「組合は赤だ、共産党だ」脅されることもあるという。

明るい、民主的な職場を作ろうとする組合、日本国憲法の中身を教育実践しようという、愛知県高等学校教職員組合がある。

教員の「こういう子は、立ち直りは出来ない」という考え。これでいいのだろうか。人は失敗を誰でもする。

偏見である。教育実践が未熟であると思う。こういう生徒こそしっかりと教師集団が教育力を発揮するべきだ。

しかし、こういう場面の時、職員会議で、堂々と意見を言うことは難しい。
それだけの説得力も必要だ。

その学校の教員集団の教育能力の問題である。
実力が問われる。

私の在職時のこの事例は、ある教育研究者の著書で、教育実践をの中身を告発するという形で、取り上げられた。高校の実名入りで。ルポルタージュとして書かれていた。この生徒自身が教育研究者に告発したのだと推測する。愛知はこういう実践が多いのかもしれない。


教師集団の教育力という問題がある。教師も人の子の親である。親として、問題の子を抱える教師もいる。人間だから、当たり前である。完璧な教師なんていない。教師でもいっぱい失敗する。その中から学び、進歩するのだ。教師だから完全であるとは言えないことは、当たり前だ。学んで進歩するのだ。

社会には、恵まれない環境に育つ人がいる。この女性の場合、里親に育てられ、救われた。
里親は素晴らしい実践をした。
このような里親の大切さを実感した。

新しい出発おめでとう!!!

終わり



posted by 花井英男 at 09:31| 教育