北陸新幹線延伸計画 京都仏教会「千年の愚行」と告発
再考求め京都市長に申し入れ
宮城常務理事(聖護院門跡門主)
再考求め京都市長に申し入れ
宮城常務理事(聖護院門跡門主)
12月27日、京都仏教会(有馬頼底理事長)は、松井幸治京都市長に対し、北陸新幹線の延伸計画(小浜―京都ルート)の再考を申し入れた。京都府への申し入れに続くもの。
申し入れ書では、京都は豊かな水の恵みで成り立っており、計画による地下水枯渇や地下水低下などの問題を指摘。「尊い自然は決して人の支配の対象ではない」とし、計画を「千年の愚行」と述べています。
宮城泰年常務理事(聖護院門跡門主)は、「京都の水は生業のもとだが、どこからその水が出てくるのか。貴船や雲ケ畑を見ると、(水の供給をつかさどる)(たかおかみのかみ)やくらかみのかみというふうな神が祭られている。
源流をたどると修験道の世界では、もっと古い時代から人々が水を与えてくれる山の神の信仰をもっていた。敬い、畏れをもっていた。それに感謝をささげていたことを考えると、言葉以上の昔から大事なことだ。理解していただきたい」と述べた。
松井市長は、地下水などへの影響などの懸念に触れ「申し入れ書」を熟読、玩味したい。千年の都の歴史を踏まえ、歴史の上に生きている人びとに(懸念への)説明責任を果たすのが務めだ」と応じた。
2024年12月28日 新聞記事より
水位が下がったという報道は、岐阜県瑞浪市内でも発生している。果たして、これでいいのだろうか?
自然を破壊してしまうことはないのか?企業中心の論理がまかりとおっているのではないか?企業献金による政治がまかり通っているのではないか?