本の紹介
「不登校の9割は親が解決できるー3週間で再登校に導く5つのルール」小川涼太郎著
明治学院大学教授 小野昌彦監修 PHP研修所 1600円
2023年度愛知県臨床心理士会1日研修会の分科会 「不登校の現状と行動療法による包括的支援」の講師小野昌彦先生、明治学院大学教授(博士・筑波大学)の講演をいただきました。
分科会には102名の参加を頂き有難うございました。
小野昌彦先生が、講演の中でお話しした、母親指導で再登校に導くスダチさんの支援(小野昌彦先生が顧問)ですが、3年余りの活動で再登校数が1,000名を超えました。そこで、その活動を小川遼太郎著、小野昌彦監修で以下の本として刊行されました。
小野昌彦先生から、「5月14日刊行以来、現在まで5刷、1万3千部が売り切れるという状況です。アマゾンのいじめ・不登校部門でも2ヶ月くらい、1位のベストセラーでした。口コミを見ましても、うまく活用して再登校を成功させた保護者の方が多数おられます。愛知県の不登校に悩める保護者の皆様、教職員、教育支援センター職員の皆様等の悩み解消にお役に立てると思いますので、情報提供していただけると幸いです。ご検討の程、宜しくお願い致します。」とメールを頂きましたので、紹介させていただきます。
著者の小川涼太郎氏は121頁に、次のように述べています。
「最後に少しだけ、この本を監修してくださっている小野昌彦教授による「行動論的な見方」を加えておきたいと思います。実際3週間で9割が再登校できている理由は、ここでお話ししたデジタル制限や正しい生活習慣、家族との食事といった実質的な行動変容を目標とし、それを親御さんが確実に実行しているからだと考えることができます。行動論的な見方では、不登校とは「家庭に滞在し続ける行動」なのですが、それを維持する条件を取り去って、登校をバックアップする条件を強めているのです。再登校できるのには根拠があるのだと思て、安心して取り組んでいただければと思っています」
最後に、著者の小川涼太郎氏は、221頁に、「本書を監修いただいた小野昌彦先生に心から御礼を申し上げます。先生の学術的根拠に基づいたご指導のおかげで、読者の方に信頼いただける本になったと思います。ほんとうにありがとうございました。」と書いておられます。
瑞穂CBT相談室&ならい心療内科非常勤カウンセラー 花井英男
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