2024年07月18日

「不登校の 9割は親が解決できる」・・・3週間で再登校に導く5つのルール

「不登校の9割は親が解決できる」
-3週間で再登校に導く5つのルール-

小川涼太郎著


明治学院大学教授
小野昌彦 監修

PHP研究所


私の奈良教育大学大学院時代の恩師、小野昌彦先生(現・明治学院大学教授・博士・筑波大学)から、本の紹介のメールが届いた。その内容は、次の通りです。

「研修でお
話した母親指導で再登校に導くスダチさんの支援(小野が顧問)ですが、3年余りの活動で再登校数が1,000名を超えました。そこで、その活動を小川社長著、小野監修で以下の本として刊行しました。

不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルール | 小川 涼太郎, 小野 昌彦 |本 | 通販 | Amazon

5月14日刊行以来、現在まで5刷、1万3千部が売り切れるという状況です。アマゾンのいじめ・不登校部門でも2ヶ月くらい
1位のベストセラーでした。口コミを見ましても、うまく活用して再登校を成功させた保護者の方が多数おられます。
 愛知県の不登校に悩める保護者の皆様、教職員、教育支援センター職員の皆様等の悩み解消にお役に立てると思いますので、
情報提供していただけると幸いです。ご検討の程、宜しくお願い致します。」

上記の「研修でお話しした」とは、2023年度、愛知県臨床心理士会1日研修会での小野昌彦先生による、講演、「不登校の現状と行動療法による包括的支援」のことです。102名の方が、参加された。


小川社長とあるから、4,50代の方かと思ったら、なんと30歳のハンサムな青年だ。早速、近くの本屋で、この本を取り寄せ読み始めた。面白くて一気に読んだ

上記の「スダチさん」とは、著者、小川涼太郎の会社名、スダチのことである。小川涼太郎を検索すると、スダチという名前の会社名がネット上に出てくる。不登校の親を支援する、カウンセラー養成講座も経営している。

スダチとは、子供が巣立ちしていく、スダチを意味している。

現在、臨床心理士、公認心理師養成の大学院においては、カリキュラムの中に、行動療法が入れられているが、担当の教員がいないという実態である。日本では、行動療法の研究者が、少なく、配置している大学は圧倒的に少ない。

臨床心理士、公認心理師を養成しても、認知・行動療法を教育する研究者が大学・大学院にいないから、例えば、
強迫性障害の患者を直せる、心理士が圧倒的に少ない。不登校に関しても同じである。

このような現状の中で、彗星のように出現したのが、小川涼太郎さんである。徳島県の城南高校出身で、関西大学経済学部出身だ。

この本で、親が、不登校の子供を解決する方法は、まさしく行動療法のやり方である。臨床心理士・公認心理士師の資格を持たない、経済学部出身の人が、行動慮法のやり方で、親指導をする。よくこれだけの勉強をしたものだ、と感心する。

小野昌彦監修とあるから、この本の中で、小野昌彦先生の文章があるのかと、思ったら、全くない。121頁に「最短で再登校に導く『5つの条件』についてお伝えしてきました。最後にこの本を監修してくださっている小野昌彦教授による「行動論的な見方」を加えておきたいと思います」と述べている。

まったくの素人が書いた、再登校の本です。これだけよく勉強したものだと感心した。専門の小野先生の監修を受けているということが、この本の中身のすばらしさだ。

再登校の指導をする、指導者養成の講座も開いていることにも注意したい。スクールカウンセラ−をしている、臨床心理士・公認心理師に方々に、ぜひこの本を読んでいただきたい。













posted by 花井英男 at 23:03| 不登校への対応