2022年12月12日

日本人の心- 冷泉為人氏の講演

令和4年度 心の健康・文化フォーラム

子どもの「こころ・いのち」に応える文化創造を考える
―ともにコロナ危機から立ち上がる中でー


日時 2022年12月11日(日)10:15〜17:00

会場 国立京都国際会館メインホール (京都市左京区)

京都地下鉄  「国際会館」駅

基調講演  日本人の「こころ」と「ことば」と「やまとうた」
―王朝人の「古今集」とその後の歌集と物語と芸術論をめぐってー

冷泉為人氏 (冷泉家第25代当主)/ 公益財団法人冷泉家時雨文庫理事長)

主催 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会


 朝早く名古屋を出て、大好きな国際会館へ出発した。
途中、新幹線の窓から見える田園風景は、ボーとみているだけで、こころが穏やかになった。いい景色だ。こういう時しか味わえないと思って風景を楽しんだ。


6千人の応募に、運よく1400人の中に選ばれた。「国際会館」駅から、会場への通路は、工事中のため、いったん、地上に出て大回りする道を歩いた。

昼休みの昼食は、食堂を解放してくれたので、食堂でとろうとした。食堂の外も解放されて、机が用意してあったので、ベランダの机に弁当を広げた。となりに男性が座っていたので、「どちらからきましたか」とたずねた。さびしいから話しかけた。「京都から」「地元からで、いいですね」

「どちらからですか」と聞かれ、「名古屋からです」、「1時間ぐらいですか」、「そうです」
「冷泉さんは養子ですよ」京都のどこに家があるか、教えてくれた。

「この山、比叡山ですよ」「え?これ、比叡山ですか」くっきりと晴れた空に、比叡山がなだらかな不等辺三角形の形で、きれいに見えた。驚きであった。こんなに近くに見えるとは。


そのベランダから見える庭の風景がすばらしい。いつも研修でここへ来るときは、大きな庭を散歩するのが楽しみだ。写真に撮って、私は、いつも楽しんでいる。ここのベランダからの風景もいい。

今回の研修は、冷泉為人氏の講演が楽しみで来た。詳しい資料をA4で8枚くらいもらった。驚いたのは、会誌ACADEMIA NO.189 2022.12 一般社団法人全国日本学士会 の本をもらった。

『「日本人の心」について興味があり、少々知識があったので、「アカデミア」No.147に、「王朝人の心」を書かせていただいた。』とのことであった。

あらためて、日本人の心、言葉のことを考えてみようと思った。高校生の時の古文の授業の気分になった。面白いと思った。家に帰り、広辞苑で「こころ」を調べると、なんと、7頁にわたる。読んでいて面白い。










posted by 花井英男 at 08:45| 文学・芸術