2018年10月12日

佐光亜希子洋画展 名鉄百貨店美術サロン

佐光亜希子洋画展
時が世界を歩く

日時:2018年10月10日(水)⇒16日(火)
名鉄百貨店本店「本館」10階美術サロン


佐光亜希子先生略歴

1965年女子美術大学に学ぶ。1980年日洋展にて受賞。1982年新芸術展にて受賞。
1985年女流洋家協会に出品(〜90)。1994年画集刊行。
月刊マネージメント表紙絵担当(2年間)。1998年文部大臣奨励賞受賞。
2004年画文集「佐光亜希子の世界」刊行。2008年絵本「花の国のためいき」刊行。
仏・サロンドートンヌ会員。




佐光亜希子先生の洋画展に始めて見に行くことが出来た。
先回はうっかり忘れて見損なった。先生にお詫びを申し上げた。

中日文化センターの「英詩を読む」講座の後に、名鉄百貨店に急いだ。
久しぶりに名鉄百貨店にいく。
会場に入り、先生のお顔を拝見し、『おめでとうございます』と申し上げた。


後は一人で、ゆっくりと一つ一つの絵をみた。値段を見ると、安くて20万円位で、200万円、380万円の値段のついているものばかり。

一目見て、みんなすばらしい作品ばかり、佐光ワールドの世界だ。



明るい、肯定的な世界、抽象的な絵があるが、親しみやすいものばかり。
先生は、「好きな絵だけ見て下さい」というが、みんな好きな絵ばかり。
あいにく手の届かない、値段がついている絵。それでもいい。


全ての人を受け入れる、包容力の大きな性格だと思う。
中日文化センターの岩崎宗治先生の講座を初めから、13年間、支えてきた佐光先生。
時々、講座の時に、立ち話をして、世界中を旅行して絵を制作していることなどを聞いていた。

日仏協会、日英協会、日米協会などに関係しているようだ。フランスでも個展を開かれている。世界中で活躍しておられるようだ。楽しみであった。先日の中日ビルさよならパーティで、ゆっくりお話を聞いた。決していばらない。気さくな方だ。


今回、名鉄百貨店の企画の展覧会が催されたと先生は言っていた。
東京でも個展を開かれ、岩崎宗治先生は、はるばる岡崎から、東京の個展会場まで行かれたと言われたことがる。

作品を鑑賞しているうちに、中日文化センターの「英詩を読む」の参加者も会場に数名が連れだって入ってきた。
岩崎宗治先生も入ってきた。


デパートの方のお誘いで、佐光先生を囲んで、皆さんでテーブルについてざっくばらんに話をした。しばらくの間であった。素晴らしい時であった。


懇談をしているとき、岩崎宗治先生が、私たちが座っている、そばの絵を指さして、「この絵は、雑に描いているね」と言われた。それについて、佐光先生が、画家として面白いことを言われた。

「すべてを細かく丁寧には、描きません。すべてをていねいに、細かく描いてしまうと、焦点がぼけてしまうので、荒っぽく描く部分が出てくるのです」と説明された。なーるほどと思って聞いた。

また、先生は、アトリエに3点くらい、作品を同時に並べて、描いているとのことである。今日は、この作品を描いてみよう、次の日は、あっちの作品を描いてみようと。


佐光先生からチョコレートの菓子が出た。
私はせめて作品名だけでも留めておきたいと思い、手帳に全部を書き留めた。
100号か150号か分からないが、大きな作品が多い。勿論、小さな作品もあった。


それが次の通り。

先生の会場の入り口には、
大きな作品の「赤い帽子の女」が出迎えてくれた。感じのいい作品。佐光先生の分身のように感じた。

1. アネモネ
2. ヒマラヤのブルーポピー

3. 想いでのサントロペ
4. プラハのバラ

5. マントウア
6. 輝きてあり

7. トレドの月
8. 思い出うるわし

9. 炎の天使
10. 胡蝶蘭

11. ばら
12. ミモザと花水木

13. ヴェネチオ
14. 明けゆくピラミッド

15. シャボン玉
16. ナイルのたまもの

17. パリ・セーヌは流れる
18. プロバンスの窓辺に

19. 窓辺の花と鳥
20. マヤロードは緑なりき

21. 赤い花・パリの月
22. スーダンの女王・ケンダック

23. 世界は謎に満ちている T
24. 世界は謎に満ちている U

25. インカ帝国
26. 幸せの国  マリ共和国

27. 白い花
28. 悠久の刻、白い巨人

29. 翔・スペイン
30. ペルシャ幻想

31. 私のローマ


先生は、文字通り世界中を旅行した。ヨーロッパ、アフリカ、南米、エジプト、ヒマラヤなどなど。それらの作品を描いている。偏った世界ではない。万人向きの世界だ。明るい、肯定的な世界。楽しい世界だ。本当に珍しい。世界の文化の中に何かいいところを見つけ出して、それを伝えようととしている。


こういう大きな作品は、病院、図書館、学校、会社、地下鉄の廊下に飾られている場合が多い。佐光亜希子先生の作品が、もっと、もっと、たくさん、沢山買い取られて飾ってほしい。


先生の作品はもちろん、買い取られているが、もっともっと街の中に出回ってほしいと思う。先生の作品を見ていると明るい気分になってくる。
暗い話題の世界に明るさを与えてくれる。


会場で、佐光先生を囲んで、岩崎宗治先生も参加して、「英詩を読む」講座のメンバーが話した時、私は、「先生の作品は、明るい、肯定的な世界ですね」と発言したら、皆さんも賛成してくれた。さらに、私が買った、先生の絵本の説明をしてくれた。

私は、先生の作品集や絵本を販売していたので、英語の絵本を買った。
“A Sigh of Wnd in the Country of Flowers”
Akiko Sako
&
Noriko Sasaki
絵本の日本語訳は、「花の国の風のためいき」。


この絵本は、佐光亜希子先生が女子美術大学の入学時から知り合った、クラスメート、ささきのりこさんの作品を絵本にして、詩を付けたもの。ささきのりこさんは、いつも佐光先生を励ましえくれたという。
それを岩崎宗治先生が英訳をした。すばらしい英訳だと、佐光亜希子先生は付け加えた。

ささきのりこさんは、50歳でサヨナラも言わずに亡くなった。フランスで個展を開いたときには、フランスまで駆けつけてくれた、生涯に出会ったすばらしい友人であったと。

思い出に、ささきのりこさんの作品に、自分の作品を最後に付け加えて絵本にしたと、皆さんに言われた。
ほのぼのとする絵本である。

佐光亜希子先生のこれからの益々のご活躍を期待しております。






posted by 花井英男 at 16:01| 文学・芸術