2018年05月20日

第3回 臨床行動分析カンファレンス

第3回 臨床行動分析カンファレンス

日時 2018年5月20日(日)10:30〜4:45

場所:ウィンクあいち 1001 大会議室

JR名古屋駅前

主催 臨床行動分析研究会


【内容】

司会は、柳沢先生(犬山病院)が担当した。

研究会趣旨説明(10時30分〜10時40分) 

 今野 高志先生(東海中央病院)

ワークショップ(10時40分〜12時30分)

 講師: 瀬口 篤史先生 (医療法人桜桂会 犬山病院、
立命館大学大学院人間科学研究科博士課程1年)

 タイトル: 『クライエントの行動は本当によくなったのか? -精神科臨床における行動指標の活用』


事例検討(13時30分〜16時45分)


 事例@(13時30分〜15時00分)

事例提供者: 平田裕也先生 (BTCセンタ−なごや、CBTを学ぶ会)

  脅迫観念の事例

コメンテーター: 権上 慎先生(広島国際大学大学院博士課程単位取得)(広島 松田病院)


 事例A(15時15分〜16時45分)

事例提供者: 牧野拓也先生(福井大学子どものこころの発達研究センター、その他)

強迫症の男児への実践

 コメンテーター: 橋 稔先生 (目白大学)




臨床行動分析研究カンファレンスは、第3回を迎えた。参加者は全国から、80名以上と思われる。
医師、大学の教員、病院・クリニックの臨床心理士である。

今野先生の趣旨説明では、事例研究の立場が述べられた。事例提供者を叩くのではなく、どうしたらうまく行くか提案をする内容に皆さんでしていこうという基本的な立場が述べられた。

学会とか研修会では、学者・研究者が相手の発表に対して、徹底的に叩きのめすという、品のない発言をする人がいる。参加者が不快な気持ちを持つことがある。臨床心理士の会合ではあることだ。

瀬口先生は、ならい心療内科でも一緒に勤める方だ。今度、立命館の博士課程に入学された。おめでとうございますと挨拶し、講演は大変有益な内容だと申し上げた。

臨床行動分析という難しい分野の牽引者として指導して頂ける方だ。臨床行動分析研究会は、そもそも、中京大の久野先生の教え子たちが始めたもの。瀬口先生の講演の後、考慮すべきこととして、
行動分析で気を付けることは、レスポンデント反応(私的事象)は測定しにくいから、オペラント行動(公的事象)を測定することを考慮に入れるとよいと言う発言、首藤先生がされた。


確かに、既成の質問紙でレスポンデント反応をみるものがある。病院臨床ですべての場面であるわけではない。患者の症状に、すべてマニュアルがあるわけではない。患者の話を行動分析の形でどうまとめるかという課題がセラピストに求められる。

臨床行動分析研究会は、全国区の研究会に成長した。次回のカンファレンスは東京の御茶ノ水になった。

さて、瀬口先生は、15頁のレジメをもとに、10年以上の臨床経験で実践してきた、臨床行動分析の、行動アセスメント、行動指標、標的行動の選択、行動の次元、測定の質などのついて、分かりやすく解説してくれた。


「行動療法研究」、「行動分析研究」など国内のジャーナル、学会での発表論文、海外の論文などから網羅して、解説してくれた。
忙しい勤務と、院生生活の中から、よくやってくれた、大変、勉強になったと、お礼を申し上げた。顔を合わせて話が出来たのはうれしかった。


広島からは、首藤先生(広島国際大学)が参加され、休憩時間中に久しぶりにお会いし、挨拶した。平田先生にも、休憩時間中に、挨拶した。彼は、臨床行動分析研究会の創設者の一人だ。
平田先生の発表は、OCDただ一筋に実践してきた、深さがある。

大阪からは、立命館大学の三田村先生が参加した。第1回に比べると、参加者が増えた。
病院臨床、相談室臨床の質の向上につながる会合であった。

第4回臨床行動分析カンファレンスは、


第4回  臨床行動分析カンファレンス
2018年12月16日(日)

ソラシティカンファレンスセンター

東京  御茶ノ水

内容  シンポジューム
嶋  大樹 (同志社大学)

指定討論 山本淳一 (慶応大学)

事例検討  





   
CBT CASE Camp 2018  in 滋賀 

2018年7月15日(日)〜16日(祝)

内容  事例検討(5事例) 研修会 3講座

会場: ピアザ淡海 滋賀県立県民交流センター  207号室

定員 80名



posted by 花井英男 at 20:11| 臨床行動分析