2022年09月26日

悲しみを繰り返さぬよう ここに真実を刻む

 悲しみを繰り返さぬよう ここに真実を刻む 

1988年(昭和63年)12月7日

文章省略


東南海地震旧三菱名航道徳工場犠牲者調査追悼実行委員会









 悲しみを繰り返さぬよう ここに真実を刻む 

東南海地震犠牲者追悼記念碑の由来

文章  省略
2012年11月4日

医療法人名南会
日本国民救援会名古屋南支部
愛知県平和委員会





ほうせんか花2022
朝鮮女子勤労挺身隊
〜つなぐ・・・記憶と継承〜

 先日、名古屋市公会堂で、「ホウセン花 2022」の演劇をを見た。
 名南ふれあい病院の駐車場の中に、「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊」の少女たちの記念碑、追悼碑が、ある。
 
 私は、はみんぐ歯科で定期的にお世話になっている。この歯科は、南区忠治にあり、はみんぐ歯科の利用者は、名南ふれあい病院の駐車場を使う。

 きょう、9月26日(月)ちょうど、はみんぐ歯科に行ったので、この記念碑を訪れた。そして、上記の文字を、手帳に書いてきた。

















posted by 花井英男 at 15:14| 戦争・平和

2022年09月24日

献本 林伸豪さんの「僕と啄木と憲法と」

80歳記念の自分史 出版の献本、有難う。
―林伸豪さんの「僕と啄木と憲法と」


 林みす子さんのご主人、林伸豪さんが自分史を出版された。323頁の分厚い本だ。なかなか面白い本で、一気に読んでしまった。家内にも面白いから読んでみなと勧めた。家内も一気に読んでしまった。話の展開が上手で、ついつい読んでしまう内容だ。弁護士活動をしながらご自分の一生を綴ったものです。私も家内も、それぞれ、感想を書いてお礼状を出した。みす子さんからお礼状をいただいた。


 林みす子さんは、肢体不自由児の養護学校、愛知県立名古屋養護学校勤務時代の同僚です。50年以上の付き合いになります。名古屋養護学校時代から現在に至るまで、年賀状の交換などの交流があります。

 私は、臨床心理士として、徳島大学幹事校の認知・行動療法学会があるたびに、徳島を何度も訪れた。お会いして、昔話、近況報告をしています。家族を連れて、徳島の大塚美術館(地元の人は、「大塚御殿」と呼ぶ、)を訪れた時も、自宅のお庭を拝見した。林みす子さんは、結婚のため、徳島へ行かれた。そこで娘さんを育てながら、生協活動をされた。

 徳島を訪ねた時に、林みす子さんから、賀川豊彦記念館、お遍路の寺、第1次大戦当時のドイツ兵捕虜収容所があった跡、を訪ねた。、第九の演奏の発祥の地であること、ドイツ文化が残ることを聞いた。林伸豪さん、みす子さんご夫婦と一緒に、阿波踊りを見に行ったこともある。

 板東捕虜収容所は、今日に至るまで日本で最も有名な捕虜収容所であり、捕虜に対する公正で人道的かつ寛大で友好的な処置を行ったとして知られている。

 板東捕虜収容所を通じてなされたドイツ人捕虜と日本人との交流が、文化的、学問的、さらには食文化に至るまであらゆる分野で両国の発展を促したとも評価されている。

 約1000名を1917年から1920年まで収容した。1917年に建てられ、約2年10か月間使用された。収容所跡は2018年度に国の史跡に指定された。現在はドイツ村公園として整備されている。


 本の感想よりも、徳島訪問記を書いてしまった。















posted by 花井英男 at 13:52| 戦争・平和

2022年09月12日

ほうせんか花2022 朝鮮女子勤労挺身隊 〜つなぐ・・・記憶と継承〜

ほうせんか花2022
朝鮮女子勤労挺身隊
〜つなぐ・・・記憶と継承〜



2022年9月10日(土):14:00〜
11日(日)11:00〜
15:00〜

会場   名古屋市公会堂大ホール

主催  
「ほうせん花2022」の上演を成功させる会
名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会
愛知・県民に手による平和を願う演劇の会

後援  
名古屋市
名古屋演劇鑑賞会
公益財団法人名古屋市文化振興事業団


久しぶりに演劇を鑑賞した。知り合いの高橋信さんの案内を読んだから。会場で、高橋さんは、案内係をしていた。すれ違ったので、「高橋さん、こんにちは」と挨拶した。

公会堂へは、地下鉄でなく、市バスで行った。階段を使わなくて良いから。公会堂周辺は、結構、人出が多かった。天気も良かった。

久しぶりの演劇鑑賞だ。開演して、しばらく見ていたら、涙が出てきた。うれしかった。在職中は、名演の演劇鑑賞を毎月していた。あの時の感動。もう20年以上味わっていない。

入場した時にもらった、パンフの中に、名演の今の活動状況が出ていた。今は、一か月おきに鑑賞会があるとのこと。

「ほうせん花」のパンフレットの冒頭に、高橋信さんの文章を載せている。長い文章です。引用します。この演劇の意味、現在の日本の歴史認識について、深い洞察があります。

「あったことをなかったことにする社会に“真実の光を”
名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会 共同代表高橋信


毎年8月は、戦争体験が語られ、“戦争は二度としてはならない”と国を挙げて「誓う」季節(とき)だが、私は“もういい加減にしてくれ”と思うことがある。とくに8月15日終戦の日に。始まり(開戦)がなければ終わり(終戦)はない。『はだしのゲン』の最終章で、

ゲンの母親が夫を薪で火葬に伏す時、“天皇陛下様、どうしてもっと早く戦争を御止めにならなかったのですか!?”“戦争を御始めになったのはどなたですか!?”と叫ぶ場面がある。これほど端的に天皇の戦争責任を追及する場面を私は知らない。天皇にしか「開戦」権限と

「終戦」権限はなかったのである。この戦争責任をほとんど誰も問おうとしない8月15日。
 日本が始めた戦争は、日清戦争からアジア太平洋戦争まですべて侵略戦争であった。朝鮮の植民地支配はその延長戦上にあり、その下で、強制連行と強制労働は推し進められた。

その現場は、炭鉱、鉱山、ダム建設、鉄道建設、港湾工事、地下軍需工場掘削、都市の軍需工場(朝鮮女子勤労挺身隊はその一つ)、そして日本軍「慰安所」。証拠も被害者・加害者目撃者の証言、文書、物的証拠、遺骨など山とあり否定のしようがない。

過ちを犯したら、@事実を認め、A謝罪し、⓷賠償をする。そして次世代に継承する文・物を遺すということは、人間社会の常識である。歴史は、「主観」、「好み」によってつくりかえられてはならない。真実を語らない歴史は、繰り返される。なのに、この国では「なかっ

た」とうそぶく輩(やから)が「国葬」扱いにされようとしている。
今回の公演は、そうした「歴史否定」社会に抗い、真実の光を放つささやかな営みである。」




高橋信さんのプロフィールを紹介します。

慶応大学文学部歴史学科卒、愛知県立高校教員、愛知県高教組委員長、愛知県平和委員会理事長を務めた。名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会 共同代表高橋信

高橋信さんは、私が愛知県立高校教員として勤務、愛知県高教組障害児学校部長、愛知県高教組名南支部長をしていた時以来の、友人です。ずいぶん前から、名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会の活動をしていたんだなあと、思います。直接、この問題について彼と話し合ったことはありません。

高橋さんは、時々、韓国に用事で行き、韓国の人と交流をしていることを知っていました。学校では、歴史の教師として、教育実践の素晴らしい積み上げを持っていること、教え子が感化を受け、国際的に活躍していること、例えば、中国、韓国で卒業生が活躍していることを知っております。

 歴史研究者として彼の発言はしっかりとしています。上記の文章を見ていただければ分かります。

エピソードとして、お孫さんの高橋花さん・中学1年が、挺身隊員として出演した。
参加者のひとことに、

「高橋はな (中学1年」 私はこれまで「ほうせん花2022」の演劇をやるまで日本と韓国の関係をくわしくは知りませんでした。演劇の経験はゼロ。人前に立って話すことがあまりなく、はずかしがりやでした。でも、皆さんのおかげで緊張がほぐれました。)










posted by 花井英男 at 10:30| 戦争・平和