2020年12月29日

たけしくんハイ

2020年12月29日
銀河テレビ小説  「たけしくん  ハイ!」
総合テレビにて年末年始に再放送!


毎朝、6時半ごろに起きて、NHKのTVを見る。29日の朝、たまたま見ていたら、青年時代の北野武が出てきて挨拶をした。ハンサムな青年だったなあと感心した。こんな時代もあったのか。


続いて。貧乏、子だくさんの家のドタバタ劇が始まった。ツイツイ面白くなって、終わりまで見てしまった。なんでこんなに面白いんだろうと思った。

きたのたけしの少年時代のめちゃくちゃな場面とまじめな場面の入り混じった姿が出てきた。酒飲みのおやじのでたらめのどうしようもない面、四苦八苦する、木の実ナナ演ずる母親役、終戦直後のドタバタ時代。毎日がドタバタですぎていく。

自分の家も、違ってはいるが、振り返ればこんな風だったのかな。なつかしさがあるのかな。なんだか、劇の展開に飲み込まれてしまった。終わりまで見た。なんでこんなに面白いのだろう。毎日、面白いことは何もないのに。一日中考え込んでしまった。これから、正月の3日まで再放送するという。

作品解説をネットで探した。以下の通りだ。


「2020年12月29日(火)から2021年1月3日(日) ※1月1日の放送はお休みです。
午前7時20分から午前8時19分 3話ずつ放送」

【原作】
北野武

【脚本】
布勢博一

【音楽】
渡辺敏幸

【出演】
林隆三 木の実ナナ
小磯勝弥 千石規子
金田龍之介 今井和子
趙方豪 松田洋治
牧伸二 北見治一
ほか

【内容】
北野武が少年時代をつづったエッセイをドラマ化。昭和20年代、貧しいペンキ職人の家に生まれた下町のやんちゃ坊主が、たくましく生きていく姿を、楽しいエピソードを交え描いていく。

【初回放送】
1985年7月15日から8月2日
総合「銀河テレビ小説」にて放送




posted by 花井英男 at 15:07| 教養

2020年12月25日

中日文化センターでの講義  補聴器のこと

Shakespeareを読む

―Romeo and Juliet

Winter Term (December 2020 to February 2021)

Shakespeareの悲劇 Romeo and Julietを、テクストに沿って詳しく読みます。
張り出し舞台を想像しながら、登場人物の台詞と演技、プロットの展開、
台詞の言葉の二重の意味、劇の展開と全体の構成など、
多角的に目配りしながら、Shakespeareの英語を味読したいと考えています。

講師:名古屋大学名誉教授  岩崎 宗治    文学博士
開講日:第2・4木曜日13:30〜15:30
テキスト: Romeo and Juliet, ‘The Taishukan Shakespeare series,
Ed. S. Iwasaki (大修館書店、1988、2007)

久屋中日ビル   中日文化センター


補聴器のこと

中日文化センターでの、岩崎先生の「英詩を読む」講座に参加して、何年経過しただろう。ずいぶん経過したと思う。自分でも、よく続いたものであると思う。時には、もうやめようかと思ったこともあった。自分の弱さに気づいた。挫折しそうになったときが、正直に言ってあった。参加者の人と会話をすることが支えであったと思う。

講座が開設されていた、中日ビルは、建設後、何十年と経過し、取り壊された。演劇鑑賞をした、中日ビルは、慣れ親しんだビルであった。また、何よりも、好みの洋服店があった。ここで、シャツや、ズボン、背広を家内と一緒に行って、買った、大好きな店が2階にあった。その店の社長は、店をやめると言われた。本当に残念であった。現在新しいビルの建築中である。講座は、久屋中日ビルで行われている。

2020年1月から、R.フロストの詩を、岩波文庫の『対訳フロスト詩集』を読み始めた。コロナの件で、4月~6月の講座が、8月〜10月に変更した。講座が休みになると、やはり寂しかった。フロストの詩集が11月に終わった。1冊読み終えた充実感が持てた。

このころから、岩崎先生の講義の声が聞こえていないことに気づいた。ただ座っているだけの状態になった。補聴器の必要性を感じ始めた。先生の、板書を読むだけになった。先生の講義の声が全く聞こえていないことに対処しなければと思うようになった。

眼鏡店の主人に相談して、補聴器を試験的に使い始めた。使い始めると、耳に取りつけるのが、面倒臭い感じだ。正式に補聴器を購入し、講座で使った。全く、先生の声が聞こえなかった。これは一大事だと思い、眼鏡店の主人に相談し、事情を話して、補聴器の調整を専門の人にしてもらった。

昨日の、講座で、補聴器を付けて先生の声を聴いた。良く聞こえた。調整の結果、先生の声は良く聞こえた。補聴器は、ここまで進歩しているのだと、安心した。

昨日は、「ロミオとジュリエット」のハンドアウトの舞台の俳優の挿絵、イラストの出典について、質問をした。「この舞台風景の絵の出典は、何ですか?」 先生は、ハンドアウトの一番左にある、本だと教えてくれた。安心した。多分、先生は、このハンドアウトくれたときに、出典の話をしたのだと気づいた。これも耳が不自由で聞こえていなかったのだと気づいた。

とにかく、補聴器で、何とか、講義の声が聞き取れる状態になった。日常会話では不自由しない。この調子で、頑張っていこうと思う。体の調子もまずまずだ。






posted by 花井英男 at 09:58| 文学・芸術

2020年12月13日

国際トラウマ解離研究学会  日本支部 解離研究会 2020年度年次研究会

国際トラウマ解離研究学会  日本支部 解離研究会
2020年度年次研究会

2020年12月13日(日)13:00〜17:30

オンライン開催(ZOOM)


プログラム

特別講演  13:05〜14:05

市井雅哉  (兵庫教育大学)
「EMDRにおける解離の扱い方」

司会 岡野憲一郎(京都大学)



学術講演  14:10〜15:10

柴山雅俊(東京女子大学)
「解離症と統合失調症」

司会 野間俊一 (のまこころクリニック)



症例報告 15:15〜16:15

岡野憲一郎 (京都大学)
「症例報告にかえて」

司会 柴山雅俊 (東京女子大学)



座談会 16:20〜17:25

「トラウマと解離」
市井雅哉 岡野憲一郎 野間俊一
 
司会 柴山雅俊 (東京女子大学)



この学会は、例年50名前後の参加とのこと。今年は、EMDR学会の会員にも呼びかけられた。その結果、207名の参加となったと報告された。

市井雅也先生(EMDR学会理事長)が、発表されると聞けば、参加したくなるのは、EMDR学会の会員としては当然だ。ぜひ、解離の見解を聞きたいということで参加した。解離のクライエント(多重人格も含む)を一番早く、心理臨床の場で、発見し、気づき、接するのは、おそらく、EMDR学会の会員ではないだろうかと思う。

親・兄弟による不適切な養育、虐待、妻からのDV・夫からのDV、事件、交通事故による高機能障害、会社などにおける上司、先輩、同僚、後輩からのハラスメント、叱責、暴言などによる、クライエントに出会うことが多いのではないだろうか。

参加者が、こんなに多くなったのは、「市井効果だ。来年も一緒にやろう」と主催者は発言していた。EMDRに係る心理職は、解離のさまざまな症例,例えば、PTSD,複雑性PTSD,解離性障害、解離性同一性障害に出会っているだろうと思う。そんな事情で、参加者が207名になったのだと思う。

毎年、12月に2泊3日で開催される、EMDR臨床セミナーが、今年は、京都の嵯峨で計画されていたが、中止となった。なんとも悔しい限りだ。そんな事情で、こういうオンライン開催に皆さんが参加したのだと思う。

市井先生の解離の話が聞けるのは、貴重な機会だと思う。レジメをプリントアウトして、読んでいると、もっと詳しく聞きたいと思った。60分の時間では足らない。じっくり時間をかけて話を伺いたいと思ったのは、私だけであろうか。

岡野憲一郎先生の一つの症例報告は、大いに参考になるもであった。治っていく過程に納得のいくものであった。アメリカの学会では、発表内容は口頭発表のみであり、印刷物では発表しない傾向がある。そういう形式で行くという発言であった。一つの症例について、医師である岡野先生と、心理士の女性の二人による症例報告の発表であった。




posted by 花井英男 at 21:52| 研修