2019年02月25日

2018 認知・行動療法コロキウム in 小樽

2018 小樽 認知・行動療法コロキウム

2019年2月22日(金)−24日(日)

小樽 朝里クラッセホテル

北海道小樽市朝里川 2丁目676

主催 日本認知・行動療法学会 コロキウム 準備委員会

JR函館本線 「小樽築港」より車で15分


プログラム

2月22日(金)
事例検討@ 14:40~16:00
コメンテーター:鈴木伸一先生(早稲田大学)

事例検討A 16:20~17:40
コメンテーター:神村栄一先生(新潟大学)

2月23日(土)
事例検討B 9:30~10:50
コメンテーター:古川洋和先生(鳴門教育大学)

特別企画@ 11:30~12:20
古典的条件付けと認知・行動療法』 登壇者
漆原宏次先生 (北海道医療大学)
谷晋二先生 (立命館大学)


事例検討C 13:30~14:50
コメンテーター :杉山雅彦先生(福島学院大学)

事例検討D 15:00~16:20
コメンテーター:岡嶋美代先生(BTCセンター東京/なごや)

事例検討E 16:30~17:50
コメンテーター:太田滋春先生(さっぽろCBTcounselingspaceこころsofa)

2月24日(日)
事例検討F 9:00~10:20
コメンテーター:熊野宏昭先生(早稲田大学)

特別企画A 事例発表に対する、公開スーパービジョン10:30~11:50
SV 坂野雄二先生 (北海道医療大学)



今年の冬は、暖かいそうで、雪が少ない、と北海道の人は言う。
久しぶりに北海道に来た。コロキウムで北海道に来たのは2度目。
前回は、名古屋と千歳空港の往復だけであった。


今回は、前日に、北海道の積丹町のユースホステルに宿泊した。日本海に近い、北海道の一番辺鄙なところだ。
小樽駅から中央バスで、積丹町(しゃこたん)の婦美(ふび)まで、1時間半乗った。
もう少しで、積丹岬というところ。


コンビニもレストランもない所。コンビニで、昼飯を買ってユースで食事をとろうと思ったが見事に失敗した。


夕食が大変なご馳走であった。宿の落書き帳に、食事が、ものすごいご馳走ということが書いてあった。その通りだった。

寒くて外出は出来ず、夕食時、ご主人と話しをしながら食べた。
穏やかな笑みを浮かべて話された。素晴らしい方だ。
TVは、なしだ。お風呂を頂き、本を読んで、早めに寝た。
セントラルヒーティングで部屋は暖かい。


早朝7時の朝食。
私にとって、パン、野菜、ハム、北海道の牛乳などは、おいしかった。
十分な量でご馳走だった。
奥さんが話し相手になって頂いた。
穏やかな人柄の人。



食事後、「美国」まで30分の運転で送って頂いた。
8:45発小樽行のバスに乗れるように。
雪は除雪で、消えていたが、助手席に座っていたが、国道の運転には、緊張感があった。


除雪に使う、融雪剤のために、車のボディが、
「こんな風に、塩分のために、腐食するんです」と
車のボディが腐食した部分を見せてくれた。


北海道は、雪が降ると、道路の雪の除雪はしっかりやるとのこと。
積丹から小樽まで、道路上には、雪はなかった。歩道の雪は、除雪もしっかりするとのことであった。


コロキウムの前日に、準備委員会から、メールで、連絡があった。
「千歳空港のコンビニとか、ホテルなどで、靴にはめる、雪の上でも、凍った道でも安全に歩ける、雪道対策グッズ、靴に装着するタイプのスパイクがおすすめです」と。


小樽や札幌観光で歩く場面で、つるつる路面にご活用くださいとのこと。

1400円から1500円位。
買わなかった。
最終日には、1回、220円の小樽運河一周・散策バスに乗って小樽運河観光をした。


さて、研修会では、十数年ぶりにすばらしい出会いがあった。
2010年の行動療法学会で、痛みの認知・行動療法の発表をした、本谷亮先生、当時福島県立医科大の先生だった。

10年ぶりに再会。本谷先生の名前を見て挨拶に行こうと思っていた。


本谷亮先生(北海道医療大学・准教授)が、私が今回コロキウムに参加しているのを知って、挨拶に来てくれた。
涙が出るほど、うれしい出会いだった。温厚な、笑顔の素晴らしい、研究者。
SCとして県立高校に勤務していた時、心理的要因の頭痛の生徒に、痛みの認知行動療法を施術し、軽くなった。

その事例を、臨床心理士・高校部会で発表した。
その時、本谷先生に報告した。
部会では、北海道医療大出身のSCで、本谷先生と同期の女性が同席していて、喜んでくれた。

さて、今回のコロキウムの2番目の、事例検討で、千葉大の大島郁葉先生のスキーマ療法の実践研究の発表は、すばらしかった。大変勉強になった。短時間に早口で話されるので、追いついていくのが大変だった。スキーマ療法に取り組む気持ちが強くなった。大変有難い発表であった。大きな収穫だ。


プログラムの最後の企画。坂野雄二先生による、公開スーパビジョンはすばらしかった。
発表者を傷つけず、暖かく、見守る、しかもビシッと指摘する内容であった。
納得のできる内容であった。
坂野先生は、すでに退職し、現在は、特任教授として活躍。
病院勤務で、難しい事例を担当している。

私は、行動療法学会時代から、参加しているから、学会所属は、大学院時代からだから、20年以上になると思う。

原田憲明先生(東京・くにたちSati心理オフィス)と3日間、研修会に同席して頂いた。懇親会も同席させて頂いた。いろいろと話・アドバイスも頂いた。行動療法学会時代のコロキウム以来の友人。こんなに長くお付き合い頂いている。

帰りに、「小樽で石原裕次郎記念館に行くといいよ」とアドバイスを頂いた。小樽で、バスの運転手に聞いたら、「30年もたったから、石原裕次郎の名前を知っている人もなくなったから、閉館した」と。開館当時は、2−3時間待ちするくらい、沢山の人が来館したという。

今回も同室になった、臨床心理士2人、ドクター2人と親しくなった。
また来年会いましょうと言って別れた。

今回、コロキウムの参加者は、2日目に101名になったと報告があった。

道内から、30名以上の参加とのこと。準備委員会の先生たちは、北海道医療大学の金沢先生をはじめ、北海道の臨床心理士が大変なご苦労だったと思います。


参加者の募集に始まり、参加費の会計、100名以上の参加者の部屋割り、JR「小樽築港」駅への参加者の出迎え、会場準備、プログラムの作成、事例発表者の募集、ホテルの関係者との打ち合わせなど、最終日は、JR「小樽築港」へのホテルのバスで参加者を送ること、事例発表者とコメンテーター、司会者との打ち合わせなど大変な仕事だと思います。

大変お世話になり、誠にに有難うございました。

来年は、神戸で開催と発表された。

今年の認知・行動療法学会は、名古屋・中京大名古屋キャンパスで、8月30日ー9月1日開催。又再会できるのが楽しみだ。

認知・行動療法学会の発展を祈ります。






posted by 花井英男 at 21:45| 研修

2019年02月18日

司法精神鑑定における心理検査の実際  愛知県臨床心理士会 司法領域部会主催

司法精神鑑定における心理検査の実際

―臨床心理士がテスターとして社会的役割を担うためにー
2018年度 講演会

主催 愛知県臨床心理士会 司法領域部会 主催

日時:2019年2月17日(日) 13:30~17:15


会場:国立病院機構名古屋医療センター  講堂

地下鉄 名城線 市役所


プログラム

13:30~13:45 「なぜ今、精神鑑定業務において心理検査のテスターが求められるのか」

講師:山内 信樹 (名古屋地方検察庁刑事部事務官)



13:45〜14:30「鑑定医が求める心理検査所見」

講師:船橋 龍秀 (日本赤十字社名古屋第一赤十字病院精神保健判定医)



13:45~15:30「責任能力鑑定における心理検査概論」
講師:古村 健(国立病院機構東尾張病院 臨床心理士)



15:45〜16:45 「法曹関係者が求める心理検査所見」
講師:鵜飼裕充(名古屋地方裁判所岡崎支部刑事係裁判官)




16:45〜17:15 質疑応答

参加費 3000円





寒い日曜日の午後、80名位の参加であった。講堂一杯の参加者であった。
クリニック、病院での日常臨床の中で、司法鑑定に関わる仕事をしている人はかなりいるようだ。

検察庁の立場から、
検察の役割、
精神障害と責任能力と刑事裁判の関連性、
最近の起訴前精神鑑定の傾向と今後の方向、




舟橋先生(東尾張病院名誉院長)精神鑑定医の立場から、

違法性阻却事由という難しい話があった。

責任の要素について、
@ 責任無能力:心神喪失者、14歳未満
A 限定責任能力:心神耗弱者

現在の司法鑑定医学の主流は、可知論である。

犯行と精神障害の関係を整理する7つの着眼点の紹介。


刑事精神鑑定の解釈における一般的な鑑定事項等の話があった。





舟橋先生は、かつて東尾張病院に勤務され、臨床心理士の古村健先生と一緒に精神鑑定の仕事をされた。


古村先生から、60分に及ぶ時間を使って、沢山の資料のもとに、詳細な話があった。



精神鑑定と臨床診断の比較。

刑事事件から判決までの流れと精神鑑定。

起訴前鑑定と公判鑑定。

鑑定心理検査には、刑事鑑定と医療観察法鑑定がある。

検査の実施種類、検査種別の実施頻度、バッテリーの構造、

Daubert基準(1993)

心理検査報告書等。


膨大な資料であった。





最後に、裁判官の立場から、

裁判官にも、裁判員として参加している普通の人にも分かる言葉で、心理検査の所見を書いてほしいという希望は出された。




最後に、参加者からの質疑応答があった。

予定時間を超過して終わった。

愛知県臨床心理士会の会長の言葉と
東尾張病院の副院長の吉岡先生の言葉があった。





posted by 花井英男 at 17:52| 研修

2019年02月03日

ブレインスポッティング 勉強会 名古屋会場に参加

ブレインスポッティング 勉強会

2019年2月3日(日)
時間 9:15-11:45 (9:00開場)

会場 東京芸術劇場(東京)/フォレスト会議室(名古屋)

講師 鈴木孝信
ファシリテーター 鈴木孝信(東京)/西田正憲(名古屋)

定員 30名
参加費 2000円
主催 BTI-J




ズームというオンラインを使う、ブレインスポッティングの勉強会に参加した。
新幹線名古屋駅の西にある、名古屋会場。
チサンマンション第3名古屋ビル  904号室。

グーグルのマップは分かりにくい。
今日も迷ってなんとか、定刻までに会場に着いた。
ファシリテーターの西田先生の顔を見てほっとした。

前回のオンラインでの勉強会は自宅で参加した。
自宅で参加するのは、さびしい。やはり、仲間と勉強する方がずっといい。

ブレインスポッティングは、相談室において、
クリニックにおいても、よく使う心理療法である。

広場恐怖のクライエントに適用して、一つ一つの不安・恐怖場面のSUDが見事に下がった例があった。クライエントさんに喜んでいただいた。

また、親の不適切な養育のために、苦しんだ方の場合(瑞穂CBT相談室のHPの「お客様の声」で紹介)、「全5回で20年間苦しんだことから、こんなに早く解放されるの?」という感想を頂いた。

このようにうまく行く場合もあります。しかし、短期に解決しない場合もあります。

解離障害の重い方の場合、セクハラを受けた場合など、年単位の必要がある場合もあります。
「石橋を叩いて渡る」、「まかぬ種は生えぬ」ということわざがあります。

この2つの諺に尽きると思います。
「慎重さ」と「何もしないではよい結果は得られない」

色々な工夫が必要になります。こんなときには、やはり他の人の考え方、鈴木孝信先生のアドバイスが役に立ちます。

やはり一人で実践していては、井の中の蛙だと思います。打開できないと思います。
勉強会はそのためにあります。

今日は、2時間にわたって、自由に質問が出来ました。鈴木先生も同じ体験をしておられると思いました。

東京会場と青森の方、名古屋会場との実践交流が出来ました。

鈴木孝信先生の実践例の紹介、質問に対する鈴木先生の提案を聞けることが出来ました。こんな機会は貴重でした。

脳科学、共感、作業同盟、関係性、BSPに取り組もうというクライエントの意欲などに着目した講義でした。

まだまだ、勉強していかなければいけないことが多くあります。

心理教育、マインドフルネス、安定化などの使える手は、使ってクライエントの気持ちに沿いながら進めていく事になります。


4月21日(日)は、名古屋会場・金山駅の都市センターで、
BTI-J主催で、
共感のワークショップが、9時〜17時までの予定で行われます。



posted by 花井英男 at 17:26| ブレインスポッティング(BSP)