2020年01月26日

堀尾一郎のイコン 「ビザンチン・ヘレニズム・トルコの旅」展


堀尾一郎のイコン

「ビザンチン・ヘレニズム・トルコの旅」展

2020年1月21日(火)−1月26日(日)

電気文化会館

5階 ギャラリー西

作品展鑑賞


1月26日(日)堀尾先生の個展の最終日、出かけた。
久しぶりにお会いし、お元気で、ニコニコして出迎えていただいた。私が、一宮工業高校にスクールカウンセラーとして勤務し始めてから、親しくお付き合いをいただいている。二科会評議員として活躍されている。
先生の絵にほれ込んで、親しくお付き合いをしている。

先生は75歳になられた。益々、明るく、エネルギッシュになられた。

まず先に、絵を見させてくださいと、お願いし、広いギャラリーを一周してみた。作品の題名にも、絵にも明るさ、希望にあふれている絵画作品だ。気分がこちらまで明るく、希望にあふれた状態になる。幸せな気分になった。来てよかった。

「ビザンチンという言葉はどういう意味ですか」と尋ねた。ちょうど、家康が、江戸に首都を移したが、昔は、田舎の江戸村だった。東ローマ帝国の首都。コンスタチヌスがここに遷都した。現在のイスタンブール。ゲルマン民族とローマ民族が混合するまえのもの。という説明だ。

先生は、1981年コンスタンチノープルへの旅で、ギリシャイコンに出会って以来、38年イコンを描き続けている、という。2019年6月〜7月にかけて、ビザンチン・ヘレニズム・トルコの旅に出かけた。

古代ヒッタイト、古代エジプト、ヘレニズム、ビザンチンの神殿や遺跡をスケッチして歩いた。この感動を油彩、水彩、パステル・ガラス絵に表現した。

家内から、「絵は買っていかんよ」とくぎを刺されて出てきた。本当に欲しくなる絵ばかりだ。いつまでもいると、欲しくなるから、さっさと帰ることにしている。
先生の作品は買えなくても、せめて、作品の題名くらいは記録させてくださいとお願いし、手帳に書いて帰った。

先生と少し話をすることができた。「絵が明るくなっていますね」と印象を述べると、率直にそうだと言われた。「在職中、教育相談の仕事をしていた時は、貧困、政治などのことを考えて考え込んでしまった。」と正直に話された。こんなに率直に話されたことはない。

「今は、もう政治のことなど考えない。すっきりした」と。そんな気持ちなのかと思う。東日本大震災のことをテーマに絵をかいておられた。先生は人の気持ちを大切にされる方だ。

先生は、中日文化センターで、「はじめての油彩画・水彩画」第2・4日曜日の講師もされている。
また、堀尾一郎の芸術サロン講座を「池下」のアートクラブ「カルチェラタン」で行っている。

絵画作品の題名を書きます。

トロイの木馬
アネモネの花
希望
コンスタンチノープルの朝
ひまわりの詩
ゴルディオンへの道
明日に向かって
トルコの夢
薔薇の夢
輝きの花
トルコブルーのモスク
輝く花々
トルコアキソフィア
ビザンチン命の樹
花のイスタンブール
情熱の椿
カッパドキアの朝
イスタンブールの春
青い薔薇
青春の花
初恋のカッパドキア
椿
コスモスの輝き
トルコの旅
アネモネと青い薔薇
花の聖母子
アネモネ
生命の花
愛の聖母子
コスモスの花
花のカッパドキア
青春の椿
つばき一輪
カッパドキアの気球
紅椿
赤い薔薇・青い薔薇
ボタンの朝
ヘレニズムとトルコの夢
イスタンブール・ブルーモスク
喜び
青春の薔薇
トルコの平原
生命の花
イスタンブールの椿
カッパドキアの春
カッパドキア・オルタサール
ビザンチンの風
アヤソフィアの花
花とブルーモスク
復活の花
青い薔薇
ビザンチンの騎士
希望
明日に向かって
ビザンチンの聖母子
花の聖母子
復活の祈り
復活の漁師
ビザンチンの十二支
ビザンチンの聖母子と聖者
ビザンチンの楽園
アヤンソフィアの聖母子
ビザンチン生命の華
ビザンチンの磔刑
ビザンチンの聖母子
ビザンチンの生命の樹
ビザンチンの聖母子と天使
箱舟の伝説
ネルムト・カタルーニア湖
ゴルディオン王のピラミッド
幸福の花
ゴルディオへの道
ヘレニズム・生命の樹
トルコ・イスタンブール
ビザンチンの聖者
アンカラの町
生命の花
ネルムトの遺跡


posted by 花井英男 at 19:51| 文学・芸術

2019年12月26日

英詩を読む

中日文化センター

英詩を読む

William Blake, Songs of Innocence and of Experience and Other Poems
イギリスロマン派詩人たちの先駆William Bake の神秘的ヴィジョンを彼の詩と版画の中に探りたいと思います。

講師:名古屋大学名誉教授 岩崎宗治先生

テキスト:「対訳ブレイク詩集」松島正一編 (岩波文庫)

会場  久屋中日ビル

地下鉄 栄駅


2019年12月26日(木)1時30分ー3時


9か月かけて、340頁あるブレイク詩集の200頁を読んだ。今日は、Review and Discussionの日だった。知らぬ間に、9か月がたった。

岩崎先生は90歳を超えている。
参加者も、80歳以上の人もいる75歳以上の人もいる。70代の人もいる。60代後半も前半の人もいるだろう。20名ばかりの参加者は熱心で、欠席者は少ない。

一人3分以内で感想を発表することになった。皆さん健康上の問題を抱えている人もいる。それでもこの回を楽しみに生きている。私もこの読書会を頼りにしている。

毎回、岩崎先生が、カラー刷りのハンドアウトを用意してくれた。岩崎先生の探求心は変わらない。今まで蓄積してきた才能、書籍をフル動員して資料を提供してくれる。

ほんの一言話すのにも、資料を読んできて話される。ある時、参加者が、彼は元大学教授、「それは、どういう根拠に基づいていますか」と突然質問した。そうしたら、先生は、即座に、テキスト7頁にある、資料の底本のテートギャラリーの文献を紹介し、6巻本の資料に書いてあるのだと紹介された。1冊1万円する本を購入されたとのことである。ハンドアウトを毎回2-3枚準備されることは大変なことだ。

参加者の意見発表はいろいろあって面白い。

ブレイクは、産業革命に時代に生きて、影の部分を書いたという考え。ちょうどフランス革命、アメリカの独立戦争も重なっている。彼は共鳴していた。

経験の詩では、ロンドンの人々の生活の苦しさ、苦悩は、出勤途上の人の顔は、T.S.エリオットの詩と共通性がある。

絵の立場の人、画家たちの中に、ブレイクが好きだという人がいる。彼の詩は、彼自身が作った版画作品の中にある。

319頁にある、「無垢の予兆」の詩には、ミルトンの挿絵が出ている。

無垢の予兆

一粒の砂にも世界を
一輪の野の花にも天国を見、
君の掌のうちに無限を
ひと時のうちに永遠を握る。


ブレイクは、デッサン力がある。絵と一緒に詩が読めるのはよい、と発言した人がいた。


「天国と地獄の結婚式」、「タイガー」の詩が良いと発言した人が数人いた。
「タイガー」の詩が理解できないという人もいた。

ブレイクの墓は、非国教徒の墓地にある。ダニエルデフォーも同じだ。


一人の詩人についてこれだけ読めたのはよかった。ここ数年、岩崎先生のご指導により、英詩を読んでいる。こういう機会でないと文学作品を読めない。貴重な機会であると思う。岩崎先生にいつまでもお元気で講義をして頂きたいと思う。

表現が個性的、独立心が強い、子どもへの視線がよい。やさしさがある。生活環境の中で生きてきた人だと、発言した人も。


無垢の歌では、
「羊飼い」、  羊飼いの楽しい身の上
「黒人少年」、    母さんは木の下で僕に教えてくれた
「煙突掃除の少年」、  父さんは僕を売った
「聖木曜日」    おお、なんと沢山の子どもたち、ロンドンの花よ!
「笑いの歌」  緑の森が喜びの声をあげて笑い


無垢の歌の作品では、純朴な世界、平安、穏やかさ、笑いなどがある。悲しさもある。のどかな世界もある。

しかし、経験の歌になるとこれが一変する。

「煙突掃除の少年」 悲しい声を張り上げて歩く少年
「小さな宿無し」   「母さん、教会は冷たいよ」と叫ぶ子供
「ロンドン」  特権階級の人と煙突掃除の少年
「小学生」  疲れ切った意地の悪い教師
「聖木曜日」   富んで実り豊かな国にいる惨めな幼子ら


読んでいて辛くなるような場面が沢山出てくる。


ブレイクの詩の世界を、皆さんと共有できた。

来年、1月からは、「英詩を読む」は

アメリカの国民詩人、ロバートフロストの詩を読む。

テキスト「対訳フロスト詩集」 川本皓嗣編 (岩波文庫)
講師:岩崎宗治 名古屋大学名誉教授

20世紀アメリカの国民詩人として多くの読者を持つRobert Frost。
モダニズムとは離れたところで、日常的な語彙でニュー・イングランドの農村の素朴な生活を語りながら、感傷に陥らず、人生と世界について深い洞察を示すFrostの詩を未読したいと思います。





posted by 花井英男 at 18:04| 文学・芸術

2019年12月20日

2つの美術展に行く 二科会とニシムラマホ個展

2つの美術展に行く
 二科 東海 展 と ニシムラマホ展

二科 東海 展   愛知県美術館

地下鉄 「栄」駅
2019年12月13日(木)


堀尾一郎先生から二科会展覧会の招待状をいただき、県美術館へ行った。
先生の作品は、「復活」。

いつもの通り、安らぎのある、宗教画の雰囲気だ。人生への希望を持つ雰囲気の自然や、花の絵、マリア母子像などたくさんの絵に囲まれた中に大きな母子像がある、大きな絵だ。
  
絵画の部、デザインの部、彫刻の部、写真の部を回った。絵を見るのは結構エネルギーがいる。今回は、足早に通り過ぎた。



ニシムラマホ個展 「星影の庭」    

会場: ギャラリーAPA

地下鉄「瑞穂区役所」駅

2019年12月20日(金)

ニシムラマホさんの絵は、好きだ。毎年、展覧会には出かけている。楽しみになっている。好きな絵がたくさんある。お元気で活躍されている。

やっぱり好きな絵は買いたい。今回は一つ買った。
ギャラリーAPAが、自宅から近いところだ。
生活の中に絵の作品を飾って楽しみたい。


ギャラーAPAの雰囲気が良い。静かな落ち着いたギャラリーだ。いろいろな作家の作品も展示している。
 
ニシムラマホさんの益々のご健勝を祈ります。










posted by 花井英男 at 13:57| 文学・芸術