2023年01月27日

冬の静かな朝

冬の静かな朝


昨夜はぐっすり寝れた。今朝(1月27日)は「よく寝たなあ。」という気持ちだ。気持ちよく目が覚めた。朝食もうまかった。機嫌よく過ごせそうな気持だ。


25,26日は、名古屋市立大学病院に、一泊2日の入院をした。前立腺がんの疑いで、前立腺生検の手術を受けた。手術後は、一晩、寝られなかった。朝まで、悶々として、スマホで、「今、何時だろう」と夜中に何度も、確認をした。3時間過ぎた、6時間過ぎた、9時間過ぎた。朝まで、あと何時間だ、と自分に言い聞かせつつ、ベッドにいた。

一番つらかったのは、朝起きて、尿が思うように出ないことだ。6時半ころ、看護師が来て、自分の尿ぶくろを持ちながら、「病棟の中を今から歩きます」と言って、歩行訓練ををした。囚人のような気分だった。尿カップを渡され、「尿が出ないと、退院できません」と言われた。

最初の血尿がでた。カップの下にほんの少しだけ。「出た。これで帰れる」と思い、看護師にベルを押した。「これだけでは、不十分です。50ミリリットルくらいまで出してください」と言われた。お茶と水を、販売機で買って、3本かって、1600ミリ・リッターくらい、必死に飲んだ。排尿の気配がない。困った。

おやつに持ってきた、ゼリーとかリンゴジュースも飲んだ。しばらくして、尿意が出て、カップに尿が50ミリリットルくらい出た。気分は晴れなかった。看護師から、退院計画書の説明を受けた。なんだかボーとして、タクシー乗り場まで、来て、自宅に帰った。

自宅に帰って、なんだかボーとして、気分がよくなかった。血尿が出て、気分がよくない。旅行鞄から、入院用品を片付けた。

自宅に帰って、家内に、瑞穂小劇場での新春演芸会のことを聞きたかった。25日(水)は、天候が最悪の極寒の日になった。27日(金)になって、家内に「プログラムを見せて」と、言って、ゆっくり見せてもらった。家内は、近くのお寺で、オカリナを近所の人と楽しんでいる。発表会が、瑞穂小劇場であった。見に行きたかった。

プログラムを見ると、楽しい演目が並んでいた。瑞穂小劇場では、いろいろな催しがある。一度も、参加したことがない。近くにあるから、演劇、演奏会などに参加したい。

「令和4年度 新春演芸会プログラム」を見ると、瑞穂区内の、汐路、陽明、高田、弥冨、瑞穂、堀田、井戸田、豊岡、中根、御剣、高田、穂波、陽明の学区からの演者、人数、代表者の名前が出ている。

学区の名前を見ると、瑞穂区に住んでいるという、なつかしさの気持ちが出る。
演目と題目・タイトル(曲名)・演者人数は次の通り。面白いので、紹介させていただく。

1. 汐路:コーラス:たき火、365日の紙飛行機:20

2. 陽明:ハーモニカ:涙そうそう:2

3. 高田:詩吟:九月十日(菅原 道真)、寒梅(作新島 襄):7

4. 弥冨:詩吟:寒梅、祝賀の詞:3

5. 瑞穂:オカリナ:春の小川、春が来た、いつも何度でも、ふるさと:10→家内らが出演

6. カラオケ:保津川恋歌(歌手:中村美津子):1

7. 井戸田:ハンドベル:涙そうそう:9

8. 豊岡:フラダンス:パーリーシェル、パイナップルプリンセス:13


9. 中根:独唱:この道、ふるさと

10. 御剣:ハンドベル:いい日旅立ち、むすんでひらいて:5


11. 高田:舞踊:亜麻色の髪の乙女:10

12. 穂波:舞踊:祇園小唄:2

13. 汐路:ハーモニカ:ああ人生に涙あり、星影のワルツ:9

14. 豊岡:歌謡舞踊:おけさ恋歌:4

15. 弥冨:フラダンス:Ka Lehua I Milia, Pua I liahi:5

16. 井戸田:詩舞・詩吟・民謡:≪構成吟≫武田武士・3

17. 陽明:カラオケ:麦畑:7

18. 中根:大道芸:南京玉すだれ:1

19. 堀田:カラオケ:雪陽炎:(歌手:丘 みどり):1




 皆、面白そうな演目だ。いつかゆっくり楽しみたい。さぞ、素晴らしい、一日だったろうと思った。会場はほぼ8割くらいの入場だったという。









posted by 花井英男 at 14:25| 日記

2022年12月26日

今西英雄 濃彩パステル 画集出版記念展

今西英雄  濃彩パステル画集出版記念展

日時:2022年12月22日(木)ー27日(火)

会場:5/R Hall& Gallery

地下鉄  千種駅から3分

 26日の中日新聞朝刊で、今西英雄さんの美術展の大きな記事を見た。4段にわたる先生の写真付きの大き
な記事だ。早速出かけた。千種駅の近くにあるようだ。地下鉄の5番出口から3分、とある。実際に行ってみると、5番出口は、現在、工事中でふさがっていた。もうこれでパニックになってしまった。

駅長室にに駆け込んで、若い職員が親切に教えてくれた。少し落ち着いた。河合塾の近くだという感じだ。最初、1番出口に出た。全く見当違いのところに出た。4番出口から出るのが良いと教えてくれた。交差点を渡ってすぐに、南に入ると、すぐに、「5/R Hall & Gallery」の案内板を見つけた。

11時開場と出ていた。もう2,3分だ。ほっとした。観覧者が続々と集まて来た。すぐに会場のスタッフが、どうぞ入ってくださいと、案内してくれた。よかった、よかった。今西先生は来ていない。1時ころに来られるということだった。また、会いに来ればいいや。部屋に、「濃彩パステルの世界」、1冊千円と出ていた。

今西先生の絵は、同僚として、県立惟信高校に在職中から、好きで購入し始めた。会って挨拶したかった。4部屋くらいに分かれて、展示してあった。会えないのが残念であった。画集の巻頭言に、堀尾一郎先生の言葉が出ていた。うれしかった。お二人とも長く、お付き合いしている。


今西先生がパステル画に深く専念してこられたことを、堀尾先生が紹介している。今西先生はパステル画の歴史を詳しく書いておられる。今西先生の風景画が好きだ。心が落ち着く。部屋に飾っている。円空仏の彫刻の絵も絵葉書でいただいた。「十二神将、音楽寺」だ。「濃彩パステルの世界」の絵ハガキも購入したか、頂いた。手元にある。パステル画をライフワークにしてこられたことを初めて知った。

パステル画といえば、高校時代の故森泰之助君が描いてくれた、北アルプスの梓川の森の風景画は、パステル画だということに気が付いた。日本では、パステル画は、重視されていないと、今西先生はいっておられる。
今、私の部屋に、今西さんの「晩秋」の絵がかかっている。

 また、もう一つの版画が部屋に飾ってあります。

 円空版画「十二神将 辰神」 音楽寺 (江南市)今西英雄作
「四十余年、ライフワークにしている円空版画の集大成を還暦の未年から12年の一回り72歳を目指した作品です。シルクスクリーンによる孔版画ですっています。技法は簡単に例えればプリントゴッコを絵画的にしたものです。本年は愛する息子(竜太)を亡くしました。供養のためにも飾って頂ければ幸いです。」




















posted by 花井英男 at 15:37| 文学・芸術

2022年12月12日

日本人の心- 冷泉為人氏の講演

令和4年度 心の健康・文化フォーラム

子どもの「こころ・いのち」に応える文化創造を考える
―ともにコロナ危機から立ち上がる中でー


日時 2022年12月11日(日)10:15〜17:00

会場 国立京都国際会館メインホール (京都市左京区)

京都地下鉄  「国際会館」駅

基調講演  日本人の「こころ」と「ことば」と「やまとうた」
―王朝人の「古今集」とその後の歌集と物語と芸術論をめぐってー

冷泉為人氏 (冷泉家第25代当主)/ 公益財団法人冷泉家時雨文庫理事長)

主催 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会


 朝早く名古屋を出て、大好きな国際会館へ出発した。
途中、新幹線の窓から見える田園風景は、ボーとみているだけで、こころが穏やかになった。いい景色だ。こういう時しか味わえないと思って風景を楽しんだ。


6千人の応募に、運よく1400人の中に選ばれた。「国際会館」駅から、会場への通路は、工事中のため、いったん、地上に出て大回りする道を歩いた。

昼休みの昼食は、食堂を解放してくれたので、食堂でとろうとした。食堂の外も解放されて、机が用意してあったので、ベランダの机に弁当を広げた。となりに男性が座っていたので、「どちらからきましたか」とたずねた。さびしいから話しかけた。「京都から」「地元からで、いいですね」

「どちらからですか」と聞かれ、「名古屋からです」、「1時間ぐらいですか」、「そうです」
「冷泉さんは養子ですよ」京都のどこに家があるか、教えてくれた。

「この山、比叡山ですよ」「え?これ、比叡山ですか」くっきりと晴れた空に、比叡山がなだらかな不等辺三角形の形で、きれいに見えた。驚きであった。こんなに近くに見えるとは。


そのベランダから見える庭の風景がすばらしい。いつも研修でここへ来るときは、大きな庭を散歩するのが楽しみだ。写真に撮って、私は、いつも楽しんでいる。ここのベランダからの風景もいい。

今回の研修は、冷泉為人氏の講演が楽しみで来た。詳しい資料をA4で8枚くらいもらった。驚いたのは、会誌ACADEMIA NO.189 2022.12 一般社団法人全国日本学士会 の本をもらった。

『「日本人の心」について興味があり、少々知識があったので、「アカデミア」No.147に、「王朝人の心」を書かせていただいた。』とのことであった。

あらためて、日本人の心、言葉のことを考えてみようと思った。高校生の時の古文の授業の気分になった。面白いと思った。家に帰り、広辞苑で「こころ」を調べると、なんと、7頁にわたる。読んでいて面白い。










posted by 花井英男 at 08:45| 文学・芸術