2019年03月17日

東海EMDR3月研修会

東海EMDR3月研修会

「最新プロトコルの学び直し
新しいトレーニングマニュアル(W1&W2)はどこが変わったか?」


講師:兵庫教育大学大学院 

発達心理臨床研究センター  教授 市井雅哉先生

日時:2019年3月17日 10:00~17:00(6時間)

会場:名古屋市立大学 桜山キャンパス

東海EMDR勉強会  主催



EMDRベーシックトレーニングのWEEKEND1&2の講習会に参加した。EMDR療法の資格を2007年にとった。12年が経過した。かつて、Part1&2と言った。現在は、WEEKEND1&2という言い方になった。内容も進化した。1冊4000円のテキスト2冊に改訂された。


EMDR学会の理事長、日本への紹介者である、市井雅哉先生の功績は大きい。今や、日本中に、EMDRは広がった。それでも、まだまだ、広がりは足りないのではないか。病院,クリニックで、EMDRを受けられる人は少ない。探そうとしてもなかなか見つからない状況のようだ。


久しぶりの、市井先生のお顔を拝見した。お元気で何よりだ。
分かりやすい言葉で、変更点の解説がなされた。分厚いハンドアウトが配られた。時間ぎりぎりの5時まで、解説がなされた。大変勉強になった。
2回ばかり、実習もあった。いい練習になった。

医師、臨床心理士、大学の研究者などが60名以上参加したようだ。なごやかな雰囲気で、お互い、参加者同士が助け合ういい雰囲気であったと思う。市井先生自身が、どんな質問でも出してくださいという呼びかけをしていたことが印象的だ。よく大学の研究者は質問するとこんなことも知らないのかという恥をかかせるようなことを言う人がいる。しかもそれが、女性である。名前は言わない。有名なひとだから。

臨床心理士の研修会でも、大学の教員らしき人物が、たしなめるような発言をした人がいた。不愉快な気分になる。心理臨床の分野は幅が広い。だれも完ぺきではない。分かっていたら、こういう風に考えられると、見解を示してくれればいい。そうすれば、皆が、その人に尊敬の念を持つだろう。

新しいマニュアルでは、手続が細かくなり、詳細な解説がなされた。有馬温泉での解説に参加出来なかった人が、遠方から参加した人もいた。新潟、山口県などから。私は、自転車で参加した。三重から来た参加者から、「自転車ですか」とうらやましがられた。

若手が引き継いで、勉強会が継続している。感謝します。懐かしい人たちに出会った。久しぶりに挨拶を交わした。姿を見ない人もいた。どうしているだろうか。益々のの発展を祈ります。
準備をされた担当者に感謝します。






posted by 花井英男 at 18:01| EMDR

2019年03月04日

英語を読む会 アンフォーレ 安城市図書館

英語読書会

安城市主催講座

英語読書会―もう一度英語のおもしろさにふれてみませんかー
受講生の有志の自主グループ
「英語読書会」が結成されました。


「村上春樹の翻訳した小説の原文を読んでみよう」
「この文章どう訳すの」「この英語の詩をみんなと一緒に味わいたいな」
など参加者のご要望にお応えする形で進めていきます。
自由な発言と自由な味わいで英語を堪能しましょう。


日時:毎月第1土曜日 13:30−1500

   Raymond Carver, ”Will You Please Be Quiet,Please ? ”
  New York:Vintage Contemporararies, A Divisio of Randam House, Incc. 1992 (短編   集)の中に ”Put yourself in my shoes” と言う作品

   レイモンド・カ−バー 村上春樹訳 「春になると鮭は・・・」 中公文庫 1989の中の
   「クリスマスの夜」

会場:安城市図書館 アンフォーレ グループ学習室

JR 安城駅

2019年3月2日(土) 13:30~15:00

会費:年間 1000円
対象:中学生以上

司会・指導:講師: 成田重忠氏


講師紹介


県立高校長を務め、退職後は、アメリカ・中国の大学で約4年間日本語を教えた。77歳で、愛知教育大学大学院で修士号を修了。文学は勿論、写真にも造詣が深い。
また、昭和2年アメリカから贈られた青い目の人形が地元の孝田町小学校で発見され、4年前にアメリカへ里帰りしたのを機に幸田親善人形友の会会長も務める。



友人の成田君が、アンフォーレで読書会をするということで、お誘いを受けた。
高校、大学時代からの友人。安城は、まったく来たことがない。どんな街だろうと思いながら、会場まで町を見ながら歩いた。

図書館の中に入ると、1階も2階もいっぱいの子どもや大人が来ている。立派な図書館だ。なにか催し物もやっている。


会場のアンフォーレについたが、どこが会場か分からず、館内を歩いた。
携帯で、成田君にかけたが出ない。成田君の奥さんに電話して3階のようだということで図書館の受付で場所を教えてもらって、ようやく、読書会にたどりついた。

もうすでに始まっていた。ようやくたどり着いてほっとした。
ちょうど、参加者の自己紹介をしている所だった。
成田君と私をのぞいて、全て若い人ばかり。

なごやかな雰囲気だ。
ナーサリライムとラングストン・ヒューズの詩のハンドアウトが配られ、成田君の話が始まった。

皆さんが自由に発言する。いい雰囲気だ。自分なりの受け止め方を発表する。
ラングストン・ヒューズの詩は、高校の教科書にも出た。懐かしい。


次に、村上春樹の訳した、アメリカの作家、レイモンド・カーヴァーの作品に入った。原文を読む。
成田君が読んで、おおまかに筋をつかみながら進んでいく。
これなら、作品が読めると思った。これなら、作品を楽しめる。


終了後、1階の喫茶でお茶をした。成田君から、丈山の里に今度案内しようと誘われた。
安城の出身の石川丈山という学者がいるようだ。

石川丈山の草庵「詩仙堂」
石川丈山作の趣ある庭園と36人の詩仙が待つ「詩仙堂」

天正11年(1583年)、三河国泉郷(現在の愛知県安城市和泉町)の代々徳川家(松平家)に仕える譜代武士の家に生まれた。

安城市に丈山苑があるようだ。
安城に行く楽しみが増えた。








posted by 花井英男 at 17:42| 文学・芸術

2019年03月03日

中日文化センター 英詩を読む

英詩を読む
―Walter De la Mare, the Listners and Other Poems―


Jeorgian Poetry の代表的詩人としてWalter De la Mareをとり上げ、
その詩の理念、感情の様式、文体を検証したいと思います。



講師:名古屋大学名誉教授 岩崎宗治 文学博士


テキスト:Walter De la Mare, The Listeners, and Other Poems
(Edinburgh U.P.,1912; Middletown, De,2018)


ウオルター・デラメア『耳を澄ますものたち 他』村松真一訳 (沖積社、2012)

2019年2月28日(木)
久屋 中日文化センター

地下鉄  矢場町  or 栄



毎月2回、第2,4木曜日の90分の講座は、生活の中で、なくてはならないものになっている。こういう講座に来ないと読めない。自分一人では読めないだろうと思う。毎回、デラメアの4~5つの英詩を読んでいる。


岩崎宗治先生の人柄、学識にほれこんで、講座に出席している。大学時代に、非常勤講師として来ていた先生。大学時代から、ずっと尊敬している。
岩崎先生にはいつまでも元気で、講座を続けて頂きたい。4月で90歳になると言われた。


最近、岩崎先生と同じ年齢の、原田純先生(愛知教育大学名誉教授・文学博士)が1月に亡くなった。
原田純先生には、特に、愛知教育大学附属高校に勤務している時に、親切にして頂いた。

お元気の時は、英米文学の読書会でお世話になった。研究会にも誘って頂いた。
8月ごろに、偲ぶ会を計画していると、友人から聞いた。

今回の詩は、特に心に響いた。
タイトル詩である、”Lisntners”「耳を澄ますものたち」。

その作品の訳を掲載します。


耳を澄ますものたち


「誰かそこにいないのか?」と旅人はさけんで、
月明かりに浮かぶドアを叩いた。
彼の乗馬は静寂(しじま)のなか、シダが茂る
森の草地でしきりに草を食む。


一羽の鳥が小塔(タレット)から飛び立ち
旅人の頭上で羽ばたいた。
そこで旅人は2度目の強いノック、
「誰かそこにいないのか?」と叫ぶ。


でも、誰ひとり彼に応え、降りては来ない。
誰も、蔦の葉が縁どる窓の敷居から
身を乗り出して、途方にくれじっとたたずむ
その旅人の灰色の目をのぞきこむ者はいなかった。


だがわずかに、かつてその一軒家に住んでいた
大勢の今は幻たちが、そのとき、
月明かりの静寂のなかにたたずみ
人の世の声に聴き入っていた。


がらんとした広間へ降りてゆく暗い階段のうえ
かすかな月明かりに群がり、
孤独な旅人の呼び声によって
かき乱された空気の中で耳を傾けていた。


すると彼は、心中、彼らの奇妙さ、
彼の呼び声に応える彼らの沈黙を感じたのだ。
馬のほうは、木の間を洩れる星かげの下、
草を食みつつその場を動いたいた。


というのも、急にひときわ音高く
ドアをたたき、頭をあげて叫んだのだ。
「私が来たと言ってくれ、誰も返事がない、
約束通りに来たと」。


聴き入る者たちは身じろぎもしなかった、
旅人の言う言葉の一つ一つが、
静まりかえったその家の薄闇の中に谺しながら、
気づいたその人の口から飛び出したのだが。


そう、幻たちは効いたのだ、鐙にかける
彼の足音、石を踏む蹄の音を。
そして蹄の音が消え去ってしまった時、
静寂の波がそっと打ち返してきたのを。


 


posted by 花井英男 at 11:16| 文学・芸術